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徒然王子(第2部)
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徒然王子(第2部)

島田雅彦【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2009/05/30
JAN 9784022505903

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商品レビュー

3.6

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みんなの感想まとめ
  • 壮大な旅
  • 自己探求
  • 王家の重責
  • 前世の因縁
  • 哲学的思索
  • 人間関係の複雑さ
  • 成長する王子
  • 友情と絆
  • 逆境を乗り越える
  • 深い感銘

壮大な旅と自己探求をテーマにした物語が展開され、主人公テツヒトは王家の一員としての重責を背負いながら、人生の伴侶を求めて前世の因縁を辿ります。王としての資質を探し求める彼の姿は、想像以上に力強く、読者に感銘を与えます。また、物語の中には前世や生まれ変わりといった哲学的な要素も含まれ、三島由紀夫の作品を彷彿とさせる深い思索が展開されます。テツヒトの旅は困難に満ちていますが、それを乗り越える姿勢は多くの読者に共感を呼び起こすことでしょう。特に、彼の旅の中で出会うキャラクターたち、特にアレイ君のストーリーが印象的で、物語にさらなる深みを与えています。全体として、王としての成長と人間関係の複雑さが描かれた作品は、読み応えがあり、様々な視点から楽しむことができるでしょう。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2022/05/28

神話の時代から続く王家に生まれたテツヒトは、その肩書きしかない立場の中、この国をなんとかする王として生きるために、そして人生の伴侶を得るために旅に出る。 それはいくつもの前世とその因縁をも巡る壮大な旅となる。 読むまではさぞかし気力のない王子なのだろうと想像してたけど、全然そん...

神話の時代から続く王家に生まれたテツヒトは、その肩書きしかない立場の中、この国をなんとかする王として生きるために、そして人生の伴侶を得るために旅に出る。 それはいくつもの前世とその因縁をも巡る壮大な旅となる。 読むまではさぞかし気力のない王子なのだろうと想像してたけど、全然そんなことなかった。 王に相応しくなるために自分にできることを探し、前世への旅ではいくつもの困難を経て、めちゃくちゃ王たる資格があるやん!と思いつつ、物語としての楽しさはわたしにはあまり得られなかった。 テツヒトよりも個人的にはアレイ君のストーリーのほうが興味深く、面白かったな。

Posted by ブクログ

2011/01/11

(第1部と同じ内容です) 一国の王子が、下界に触れながら自分を見つめ直そうと出奔する。 世捨て人が集うホープレス・タウン周辺の人々との交流(第1部)から、4つの前世を彷徨う旅(第2部)へと、かなり色合いの違う内容で構成されている。 長い長い前世を巡るまどろみの旅の後、現世に戻っ...

(第1部と同じ内容です) 一国の王子が、下界に触れながら自分を見つめ直そうと出奔する。 世捨て人が集うホープレス・タウン周辺の人々との交流(第1部)から、4つの前世を彷徨う旅(第2部)へと、かなり色合いの違う内容で構成されている。 長い長い前世を巡るまどろみの旅の後、現世に戻ってきた王子は愕然とする事実を知るが、そこに一筋の光明があり、歴史が続いていくことを確信する。 1部と2部はどうつながるのか。 それは端的に、2部385ページ半ばに記されていると思う。 長いので引用はしないが、歴史は繰り返し、反復する、ということの示唆として、1部(現世)と2部(前世)の出来事が王子のなかで重なっている。 それでは、著者はなぜ4つの前世、具体的にいうと縄文時代、源平合戦時、戦国の天下人の時代、江戸末期を選んだのだろうか。 ずっとそれを疑問に抱えながら読み終えたが、その答えは、著者が朝日新聞の連載を終えて書いた一文に示されていた。 「歴史の転換点では、人々は過去の原則に回帰する。自分たちが独自の文化を立ち上げ、権勢をふるった栄光の時代に。日本は中華文明とは別の文化的理念を打ち立てた時代に回帰すべきで、徒然王子も旅した戦国時代に一つのモデルがある。また江戸時代はほかのどこにも類例のない文化を生み出した直近の過去である。源氏と平家が争った時代もまた中国との貿易利権を独占した一族に対する狩人の末裔(まつえい)たちの反乱だった。そして、日本列島の人々が他民族と違う文化を初めて築いたのは、縄文時代だった。」 時代の転換期にあって、「日本人とは何か」ということに強く思いを馳せることのできる過去へ、王子は旅する必要があったのだ。 そして、前世にあってそれぞれ姿や立場は違えど、王子は常に「弱き者」の側に立っていた。 日本人は本来、弱きを助ける優しさを持ち合わせているはずだ、というのが、本書の最大のメッセージだろうと思う。 ホ―プレス・タウンは現代の「公界」か? 「この町は人を原点に回帰させる場所なのかもしれない。人が本来あるべき姿をそっと諭してくれる聖地なのかもしれない」(2-p.385)と書かれているが、王子がそうしたように、いろんな精神的・物理的な装飾物を取り払って、一個の裸の人間として価値があるかどうか、多くの現代人は自らに問う必要がある。 と、こんな感想を書いているが、ふつうに読み物として面白い。 ブラックなユーモアも随所に効いていて、読んでいて全く飽きない。 信長をノブ、秀吉をヒデと呼ぶあたりが、聴覚にも新鮮で心地よい。

Posted by ブクログ

2010/09/14

王子テツヒトは相方にコレミツを連れて、前世の遍歴へ。ファウスト博士とは違うが、自分探しの旅ではある。秦の始皇帝の時代に日本神話の此花開耶姫と岩長姫野物語をあわせて、那須与一に平家の落ち武者部落を、バテレンの通訳に千利休や高山右近、そして花魁と一揆。波瀾万丈の物語。最後の落ちが少し...

王子テツヒトは相方にコレミツを連れて、前世の遍歴へ。ファウスト博士とは違うが、自分探しの旅ではある。秦の始皇帝の時代に日本神話の此花開耶姫と岩長姫野物語をあわせて、那須与一に平家の落ち武者部落を、バテレンの通訳に千利休や高山右近、そして花魁と一揆。波瀾万丈の物語。最後の落ちが少し弱いというか、納得できなかった。

Posted by ブクログ

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