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死者に祈りを(下) 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2009/04/24 |
JAN | 9784488282141 |
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死者に祈りを(下)
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商品レビュー
4
7件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(上巻より) 大変残念な結末だった。 悩みながらも高潔な神父が、母親に殺されてしまうとは。 しかも父親が道を外しかけていたのを、 神父の発言のせいにして。 でも、全体的には家族内の葛藤や、 リナの昔の話がでてきて面白かった。 少なくとも前作よりは。
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デッカー&リナのシリーズ9作目、後半。 ピーター・デッカーは昇進して部下も増え、忙しくなっています。 アメリカのユダヤ教徒の世界や、慈しみ合う家族の様子が、丁寧に描かれていくのが魅力のシリーズです。 ひとつの宗教で濃くまとまっている育ち方というのは実感としては知らないことだけど...
デッカー&リナのシリーズ9作目、後半。 ピーター・デッカーは昇進して部下も増え、忙しくなっています。 アメリカのユダヤ教徒の世界や、慈しみ合う家族の様子が、丁寧に描かれていくのが魅力のシリーズです。 ひとつの宗教で濃くまとまっている育ち方というのは実感としては知らないことだけど、何となく少しはわかってくるような。 デッカー自身は自分がユダヤ系とは知らなかったという育ちですが、リナと出会って、自らのルーツに目覚めたという。 医療の最先端をリードする心臓外科医が殺され、背景にある問題が、次第に明らかに。 しかも、被害者の息子の一人が、リナの古い友人だった。 ハンサムで生真面目な青年ブラムは、頼られる長男だったのに、家族の信仰となぜか決別し、今はカトリックの神父になっている。 リナの出番というか、デッカーのいないシーンでの出番が多かったですね。 若き日に深い心の交流があったブラムを心配し、個人的に接触するリナに、気を揉むデッカー。 名士の家族が崩壊していくのは、アメリカのミステリの伝統的なパターンでもあるかな。 驚かされる事情もあり、複雑な味わいでした☆
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久々に読んだケラーマン。やっぱり読みやすくて面白く、ハズレがないなあ。リナ&デッカーシリーズはお気に入りだったのだが、次々出るので読みそびれてしまい、この第九作以降手に取っていなかった。これは再開しなければ。 ストーリー運びに無理がなく、すんなり読んでけるところがいい。米エンタ...
久々に読んだケラーマン。やっぱり読みやすくて面白く、ハズレがないなあ。リナ&デッカーシリーズはお気に入りだったのだが、次々出るので読みそびれてしまい、この第九作以降手に取っていなかった。これは再開しなければ。 ストーリー運びに無理がなく、すんなり読んでけるところがいい。米エンタメによくある読者サービスみたいな無駄なラブアフェアとかもなくて(デッカーが愛妻家という設定だもんね)、その点も気に入っている。このシリーズの重点は常に「家族」。その光と影を描くバランス感覚が好きだ。 今さらだが、アメリカ人にとっての宗教というものについて、実感としてとらえられる気がするところが、このシリーズの最大の長所だろう。特にユダヤ教について、美化することなく(もちろん矮小化もせず)、まったくの「異教徒」にも伝わる描き方がされているとあらためて思った。
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