ブラバンキッズ・オデッセイ 野庭サウンドの伝説と永遠のきずな

石川高子【著】

• 販売会社／発売会社: 三五館
• 発売年月日: 2009/05/02
• JAN: 9784883204625

商品レビュー

2022/07/31

『ブラバンキッズ・ラプソディー』は2年前に読んでいたみたい。今はもう廃校となった野庭高校。吹奏楽部の指導者中澤先生、その妻信子と部員の熱き闘いを描いた本作は前作より泣けた。聴いてみたいぞ、ナカザワ・キネン野庭吹奏楽団の演奏会！　来月にあるらしい。気になる。

2018/12/31

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2016/08/25

(2016/8/25読了)
ラプソディーの集約と続編。曲名が登場するたびに検索して聞きながら読んだこともあって、ラプソディー同様、読了まで時間がかかってしまった。
ホントにこれは実話なのか？前作より以上に、感動しました。通勤電車の中で、涙をこらえることが何度も。
前作は吹奏楽が中心、この作品は中澤先生とおくさんの人生、関わる人たちのお二人への思い出というより思いについて、深く書かれてました。
おくさんの信子さん、彼女のように慈悲とユーモア溢れる女性に憧れます。

(内容)
「いいです。死んでもいいから振ります」第43回全日本吹奏楽コンクール―部員の清村は、中澤のダークスーツが大きくだぶついているのを知っていた。切なかった。しかし中澤はかつてとかわらぬ集中力で指揮棒を動かした。自由曲「シバの女王ベルキス」の演奏が終わりに近づき、すべての音がしだいにゆるやかに静かに刻まれていく。それが解放されて会場いっぱいに響き渡ったのちに一瞬にして畳みこまれると、客席からは「ブラボー」の声が次々とあがった。野庭高校吹奏楽部はこの時ついに「日本一」を獲得した。