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その街の今は 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2009/04/25 |
JAN | 9784101376417 |
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その街の今は
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商品レビュー
3.7
66件のお客様レビュー
モノクロの写真を収集する女性。子供のころ、昔の写真や映像を見てなんで昔の世界には色がないの?と父親に聞いた記憶を思い出した。その時にモノクロについて教えてくれればいいものを、戦争や災害の灰でしばらくどこの街も色を失ってたんだ。なんて言われてそれをしばらく信じてたよ。 変化していく...
モノクロの写真を収集する女性。子供のころ、昔の写真や映像を見てなんで昔の世界には色がないの?と父親に聞いた記憶を思い出した。その時にモノクロについて教えてくれればいいものを、戦争や災害の灰でしばらくどこの街も色を失ってたんだ。なんて言われてそれをしばらく信じてたよ。 変化していくということ、変化してしまうということに意識的な感覚を柴崎友香の小説を読むと感じる。
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感想、なんて書こうかなあ?と思ったのが第一の感想。 川上弘美さんの解説を読んで、なるほどなーと思った。 たしかに、決めつけがない。この人はこういう人だ、というキャラ設定がないというか。 「こういう人がいるよね」という小説とは違う意味で、解像度が高い、のかもしれない。やな人がいない...
感想、なんて書こうかなあ?と思ったのが第一の感想。 川上弘美さんの解説を読んで、なるほどなーと思った。 たしかに、決めつけがない。この人はこういう人だ、というキャラ設定がないというか。 「こういう人がいるよね」という小説とは違う意味で、解像度が高い、のかもしれない。やな人がいないし、かと言っていい人でもない。 他人からするとなんでもない普通の日常、を描くってこういうことなのかもしれない。それはとても絶妙なバランスで構成されている。
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大阪が舞台の話なので会話が関西弁で、同じ関西に住んでる私にはすごく自然に頭の中へ入ってくるので、めっちゃ読みやすかった。 私も去年あたりから自分の住んでる、よく知ってる場所の昔の写真やらYouTubeに転がってる昔の映像やらを見るのにハマったので、主人公の歌ちゃんの気持ちにとて...
大阪が舞台の話なので会話が関西弁で、同じ関西に住んでる私にはすごく自然に頭の中へ入ってくるので、めっちゃ読みやすかった。 私も去年あたりから自分の住んでる、よく知ってる場所の昔の写真やらYouTubeに転がってる昔の映像やらを見るのにハマったので、主人公の歌ちゃんの気持ちにとても共感した。私は京都で育って今も京都に住んでるから、京都は昔も今もそんなに変わらないことを知って、すごく不思議な気持ちになった。お寺なども変わってないし、見覚えのある建物も沢山あったし、車や人々のファッションなどが違うだけで、ほとんど同じような景色を見ながら現代とそんなに変わらない暮らしをしていたのかなぁ〜って思った。昔から沢山の人が同じ景色を見てきたんだと思うと妙な気持ちにもなる。 この本自体も平成18年、つまり2006年に発行されたものだから(私は元号より西暦のほうが分かる世代)、またその時と比べて大阪の街並みも変わってるかも。2006年は私もまだピカピカの小学1年生だったので、心斎橋にソニータワーというビルがあったこともこの本を読んで初めて知った。検索してみるとすごくかっこいい姿だった。今はもうとっくに解体されてしまい実物を見れないのがとても残念。読んでると頭の中で懐かしい平成の雰囲気が蘇ってきたのも面白かった。 最近、京都でも老朽化などであちこちが変わっていく姿を目の当たりにしてちょっぴり寂しい気持ちになってたので、この小説を読んでより何気ない普段の街並みも愛おしく感じたし、私も積極的に写真に残そうと思った。もしかしたら未来の人たちが今の街並みの写真を見て、歌ちゃんや私と同じような気持ちになったりするのかもしれない。
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