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人生、しょせん気晴らし
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人生、しょせん気晴らし

中島義道【著】

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人生、しょせん気晴らし

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2009/04/15
JAN 9784163711607

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商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

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2019/12/10

難しい話は読み流してしまうところがあるんだけど、こうした題目に熱中する哲学者という方たちの存在に救われる。

Posted by ブクログ

2014/08/23

『単独者協会』『後世に何も残したいものはない』『20の相談と回答』がおもしろかった。哲学に懸けてきたはずなのに、哲学は何にも役に立ちませんって言い切るの笑ってしまう。かっこいい。

Posted by ブクログ

2011/01/09

読書中の2冊より先に興味深く読了した。気になる箇所が多い。蔵書にせず売り飛ばす都合上、マーキングなどができないのでここに記録。①とくに50歳を過ぎたら、もうじき死んでしまうのですから、自分の信念と美学を貫き、それに合うものにはたっぷり時間や金を使い、合わないものは次々と削り取る、...

読書中の2冊より先に興味深く読了した。気になる箇所が多い。蔵書にせず売り飛ばす都合上、マーキングなどができないのでここに記録。①とくに50歳を過ぎたら、もうじき死んでしまうのですから、自分の信念と美学を貫き、それに合うものにはたっぷり時間や金を使い、合わないものは次々と削り取る、という徹底的に自己中心的な「ミニマリズム」を実現してはいかがでしょうか?②大森(荘蔵)先生に「神は世界を創る前に地獄を創っていたという説があるんですよ」といったら「そんな、この世界だけでも十分地獄なのに」という言葉がふっと返ってくる空気は、私を癒してくれた。私が不幸だったのは、こういえないことであり、誰も彼もが子供に明るい積極的なふるまいを期待していたからだ。③自分が責任感と社会性を具え自立し感情をコントロールできる立派な大人になりえていないことぐらいすぐにわかるであろうに、自分が実現できなかったことを次世代に押しつけるのは酷というものだ。人間は悪を食らって成熟するほかはないという、ルソーからカントを経てニーチェまでえんえん主張されてきた絶対原則を、現代日本の「文化人」タチはすっかり忘れてしまったのであろうか?④自分を棚に上げて「この社会は穢れている!間違っている」と叫んで、周りのものを弾劾し続ける少年、「人生不可解!」と叫んで華厳の滝から飛び降りる青年は掛け値なしの子供である。⑤大人とは、他人を責め社会を責めて万事収まるわけではないことがよくわかっている者、人生とはある人は理不尽に報われ、ある人は理不尽に報われない修羅場であること、このことをひりひりするほど知っている者である。⑥そもそも人生の開始から、個々人に与えられている精神的肉体的能力は残酷なほどの「格差」があり、しかもこれほど理不尽にもかかわらず―なぜか―「フェアに」戦わねばならない。こうした修羅場に投げ込まれて「成功している奴は皆ずるいのさ」とか「世の中うまく立ち回らねば」という安価な「解決=慰め」にすがるのではなく、この現実をしっかり直視する勇気を持つ者、それが社会的に成熟した大人であるように思う。⑦青年たちよ、そんなに急いで分別くさくならなくていいんだよ。その歳になれば、放っておいても、みんな実現不可能な夢を語れなくなり(語っても誰も相手にしてくれず)、自分の身の丈に合った無味乾燥な話しかできなくなるのだから。⑧どんなに激しく悩んでも、どんなに真剣に思索しても、どんなに大量の本を読んでも、哲学の扉が開かれるわけではない。その扉は、厳密で抽象的な概念のよってのみ世界を知りうる、と心の底から確信した人のみ開かれる。そして、こうした人は驚くほど少ない。まず、あなたは哲学書を「正確に読む」訓練をしなければならない。哲学書は断じてひとりで読めるものではない。(中略)あなたはただ文字を追っただけなのであり、それを「読んだ」のではない。それほど、哲学書を正確に読み解くのは難しいのだ。哲学書をいい加減に読むほど危険なことはない。あなたは、何も読まないよりももっと哲学から遠ざかるであろう。⑨理論と直観を徒が一致しないときは、迷うことなく直観のほうを取るべきである、と思います。なぜか?これもまた直観です。⑩若い人々に昔の話をしみじみ話して分かってもらえないことを嘆いたら、やはりあなたの脳髄は老化現象が進んでいます。⑪哲学は人を救えないものです。正確に言えば、世界とは、私とは、時間とは、善悪とは、何かわからなくて悩んでいる人をある程度救えますが、幸福になりたい人を救う能力は皆無だと確信しています。むしろ、哲学とは不幸になっていいから真実を知りたいという欲望を持っている人のみに開かれている。

Posted by ブクログ