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第三帝国の興亡(5) ナチス・ドイツの滅亡
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第三帝国の興亡(5) ナチス・ドイツの滅亡

ウィリアム・L.シャイラー(著者), 松浦伶(著者)

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第三帝国の興亡(5) ナチス・ドイツの滅亡

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2009/04/13
JAN 9784488003807

第三帝国の興亡(5)

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商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2015/11/04

冒頭はひたすらにホロコーストの話。かなり読むのはしんどい。ただ、ホロコーストはユダヤ人だけが被害を受けたわけではなく、ナチス被害者間でも光が当てられている民族当てられてない民族に差があって、そこはユダヤ人の力なのかなあ、と思ったり… その後はどんどん追い立てられるナチスとヒトラー...

冒頭はひたすらにホロコーストの話。かなり読むのはしんどい。ただ、ホロコーストはユダヤ人だけが被害を受けたわけではなく、ナチス被害者間でも光が当てられている民族当てられてない民族に差があって、そこはユダヤ人の力なのかなあ、と思ったり… その後はどんどん追い立てられるナチスとヒトラーの最後の日々。反ナチス陰謀組って本当に歴史上で重要性を持ってたのか?ぐだぐだすぎる。

Posted by ブクログ

2015/08/09

ナチスが目指したヨーロッパの新秩序とはどのようなものだったのか。本巻の初めには、そのおぞましい人種政策、占領地で実施された暴虐の数々が、多くの証言とともに語られる。少なくないドイツ人がそれに手を貸した。人とは状況に慣れてしまうものらしい。人間がどのようなものになり得るか、それを忘...

ナチスが目指したヨーロッパの新秩序とはどのようなものだったのか。本巻の初めには、そのおぞましい人種政策、占領地で実施された暴虐の数々が、多くの証言とともに語られる。少なくないドイツ人がそれに手を貸した。人とは状況に慣れてしまうものらしい。人間がどのようなものになり得るか、それを忘れないためにも記録が必要だと痛感する。 戦況が枢軸側にとって悪化してゆく中、まずイタリアのファシスト体制が崩れた。ムッソリーニが失脚、幽閉され、バドリオ政権は連合国に降伏。しかし連合国側はこの機に乗じることができず、ヒトラーはムッソリーニを救出し、北イタリアを勢力範囲に留めることに成功する。 東部戦線ではソ連軍の侵攻に押され、ついにノルマンディーには米英軍が上陸する。反ヒトラー陰謀グループは総統暗殺計画を何度も企てるが、全て失敗に帰した。卓越した指導力と実行力を備えたシュタウフェンベルク大佐を味方に得て、ヒトラー爆殺計画が実行に移されるが、偶然が重なって総統は軽傷で生き延びた。陰謀グループに対する凄惨な復讐が行われた。この反ヒトラー陰謀の顛末の詳しさは本書の特色と言える。 遂に第三帝国にも最後の時が迫っていた。アルデンヌにおける起死回生の反攻作戦も失敗し、連合軍は東西からドイツ国境を越えて雪崩れ込んだ。ヒトラーはベルリンを離れないことを決断するが、この最後の局面においても、ナチ高官たちは権力争いを続けていた。総統官邸に迫るソ連軍を前に、自殺の意志を固めたヒトラーは、長年の愛人、エヴァ・ブラウンと結婚した。ヒトラーの自殺後ほどなくして、第三帝国は遂に終焉を迎えた。 本シリーズ全体を通して、外交関係、各リーダーや重要人物の動向や決断にいたるまでの過程が、手紙や供述書など史料に基づいて詳しく追跡されている。それに比べて、政治状況や戦況の推移や社会状況、一般の国民の状況にはそれほど紙幅が割かれていない。状況を動かしていた主要人物から捉えた、第三帝国史と言える。

Posted by ブクログ

2015/08/02

大著ながら、想像していたよりはるかに読みやすい本だった。誤解を承知で「面白かった」といっていい。結末は知っていて読んでいるわけだが、憎たらしい悪役が最後はボロボロになって崩壊する爽快感?はどっかで、と思ったら「デスノート」の読後感に似ている。 今まで断片的に知っていたナチス・ド...

大著ながら、想像していたよりはるかに読みやすい本だった。誤解を承知で「面白かった」といっていい。結末は知っていて読んでいるわけだが、憎たらしい悪役が最後はボロボロになって崩壊する爽快感?はどっかで、と思ったら「デスノート」の読後感に似ている。 今まで断片的に知っていたナチス・ドイツについて、その誕生から崩壊までを、同じ視座と時間軸の中で知ることができたのは大きい。 その一方で、ナチスと第二次世界大戦は、たかだか数十人の登場人物によって作りあげられ、戦われたように見える。政権中枢以外の動向はほとんど語られない。ドイツ国民や兵士が何を考えていたかも、イギリスやフランスやロシアやアメリカの市民がどう思っていたのかも書かれない。極端な話、ヒトラーひとりがいなかったら、戦争もホロコーストも起きなかったように読める。本当なんだろうか? それを解き明かすのは本書の役割ではないのかもしれないが、そんなわけはないだろう、とも思う。少なくとも大日本帝国は、東條英機や石原莞爾がいてもいなくても、戦争に突入していただろう。 どう考えても間違っているとしか思えないことがどうして起きるのかが知りたい。それがぼくが本を読む理由の一つだったが、本書はその解の一部を与えてくれたような気がする。侵略とホロコースト(に至る差別と迫害)は、ナチス・ドイツとそれを支持した当時のドイツ人、兵士にとっては「どう考えても間違っていること」ではなく、「正しいこと」だったのだ。自分の都合だけ考えれば、そういう結論が出てきても特段不思議はない。泥棒は、泥棒本人にとってみれば正しい結論なのだ。泥棒は運が悪ければ警察に捕まってしまうが、国の泥棒は誰にも叱られない。戦争に負けさえしなければ。ナチスだって負けなければ叱られなかっただろう。そして何百年か経ってから、侵略は間違いだった、ホロコーストは誤りだった、と言い出すのだろう。 そういうことをやりそうな人、いいそうな人は、今でもいっぱいいる。 神様とやらが本当にいて、ちゃんと仕事すればいいのにな。

Posted by ブクログ

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