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アラミスと呼ばれた女 講談社文庫
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アラミスと呼ばれた女 講談社文庫

宇江佐真理【著】

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アラミスと呼ばれた女 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2009/04/15
JAN 9784062762700

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アラミスと呼ばれた女

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商品レビュー

3.4

14件のお客様レビュー

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2022/11/21
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※このレビューにはネタバレを含みます

 榎本武揚と男装の仏語通訳田所柳。この二人の生き方を通して、宇江佐真理さんが幕末から明治への移行時代を描き上げました。「アラミスと呼ばれた女」、2006.1刊行、2009.4文庫。

Posted by ブクログ

2019/08/06

幕末から戊辰戦争終結後の長崎、江戸、蝦夷において、女性ながら男装して、お雇い外国人の通訳にあたった「お柳」の物語。箱館戦争から北海道の開拓に深く関わった榎本釜二郎(武揚)との関係を中心に描かれているが、お柳の潔さ、一途な姿勢が、湿っぽくなくてとても好感が持てる。当時女性は通詞(通...

幕末から戊辰戦争終結後の長崎、江戸、蝦夷において、女性ながら男装して、お雇い外国人の通訳にあたった「お柳」の物語。箱館戦争から北海道の開拓に深く関わった榎本釜二郎(武揚)との関係を中心に描かれているが、お柳の潔さ、一途な姿勢が、湿っぽくなくてとても好感が持てる。当時女性は通詞(通訳)にはなれない文化であり、男装していたお柳の記録は公式には一切ない。記録と取材に基づいてはいるものの史料は少なく、かなりの部分が作者の想像の産物であるが、登場人物(お柳、榎本、土方など)の人生がこのようであったらなあと思わせる心地よい読後感を味わえる。幕末から戦中戦後の物語を読むといつも思うのは、志とか大義とか言って意思決定するのはいつも男性、それに巻き込まれて悲惨な目にあうのはいつも女子供。

Posted by ブクログ

2018/11/25

時代は幕末から明治。 江戸の錺職人の父平兵衛は、外人の国への土産の簪 などを依頼されて作っていた。名人。 意匠を依頼主の外国人と通詞を介して話すのに、 江戸っ子の父親は回りくどいと感じて、 自分でオランダ語会話を独学で習得。 そんな錺職人を幕府の役人が放っておくわけがない。 ...

時代は幕末から明治。 江戸の錺職人の父平兵衛は、外人の国への土産の簪 などを依頼されて作っていた。名人。 意匠を依頼主の外国人と通詞を介して話すのに、 江戸っ子の父親は回りくどいと感じて、 自分でオランダ語会話を独学で習得。 そんな錺職人を幕府の役人が放っておくわけがない。 通詞の最下級の「稽古通詞助」の少し上「小通詞並」 として出島に派遣される。 もともと外国語習得が得意な父平兵衛はみるみるうちに、 英語、フランス語にも意欲を見せる。 平兵衛の娘「柳」もフランス語を学びたいと父に教わる。 平兵衛と江戸時代から懇意にしていたのが榎本釜次郎。 子供の頃から密かに釜次郎に思いを寄せる柳は フランス軍の兵法を教えるフランス人たち軍人らの世話を頼まれ、 男装して仕事をする。 榎本釜次郎は五稜郭で官軍に反旗を翻した張本人だが、 幕末から続く戦で坂本龍馬を始め 多くの人材を失った政府は、釜次郎の人物ぶりを惜しみ、 助命嘆願運動がおきた。 アラミスと言うあだ名はフランスでも高く評価され、 日本でも後から勲章を受ける生え抜きの フランス軍人ブリュネがつけた名前で、 あの三銃士の小柄なアラミスを彷彿とさせるため名付けた。 このあまりにも、ノンフィクションかと思わせる物語は、 実はこのような男装の女性フランス通詞は他に本当に存在する。 ブリュネによるスケッチにも描かれている。 『田島勝』と言うらしいが、何しろ女性通詞は認められていないため、詳しい記録が残っていない。 後から調べるまで、全部本当のことと、思い込みたくなる 実にリアルな物語に仕上がっている。 登場人物柳の家族以外は、かなり史実に則している。

Posted by ブクログ

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