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整形前夜
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2009/04/10 |
JAN | 9784062153966 |
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商品レビュー
3.8
50件のお客様レビュー
私は太宰の「人間失格」がぴんと来なかった人間であったけど、 主人公が「「生き延びる」がぴんとこない人間」、 そしてこの物語は「「生き延びる」を共通目的とする世界の網の目から零れてしまう魂の叫び」 そして、零れないためには 「みんなと同じように「生き延びる」感覚を身につけるか、も...
私は太宰の「人間失格」がぴんと来なかった人間であったけど、 主人公が「「生き延びる」がぴんとこない人間」、 そしてこの物語は「「生き延びる」を共通目的とする世界の網の目から零れてしまう魂の叫び」 そして、零れないためには 「みんなと同じように「生き延びる」感覚を身につけるか、もしくは別の世界に行くしかない。」 との書かれ方に、わからなかったわけが腑に落ちた。 大人になってからこの物語に触れた私はもう「生き延びる」方に必死で、「不要」「役に立たない」「なくても困らない」ものには目もくれないようになっていた。 役に立たないものに価値があるような、「別の世界」に、私はまた戻れるだろうか? もう無理かもしれないけれど、詩歌や短歌に触れるとき、別世界を覗くように遊びに行くことはできるかもしれない。 あと、推理小説の美しい文やタイトルをよく挙げられてるのが嬉しくなった。 乱歩がお好きなの、わかるなあ。 「子供で詩人で大人で探偵小説家で醜くて美しい乱歩最高と、思わずにはいられないのだ。」 「うつし世はゆめ 夜の夢こそまこと」の乱歩だものね。 短歌って、意外性と飛躍、でもどこか連想が働くところが夜の夢に近いのかもしれない。 「もうひとつの時間」もとても良く、 バレエ少女がまとう別世界の気配にときめく感じがすごく共感できた。憧れる。 今不意に踊りたいのはわたしだけ展覧会の光る床板 / 大田美和
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だが、と私は思う。日本女性の美への進化もまだ完璧ではない。例えば、踵。あの踵たちもやがては克服され、「おばさんパーマ」のように絶滅してゆくのだろうか。かっこ悪い髪型からの脱出を試み、大学デビューを阻む山伏に戦く。完璧な自分、完璧な世界を強く求めながら、平凡な日常の暴走に振り切られ...
だが、と私は思う。日本女性の美への進化もまだ完璧ではない。例えば、踵。あの踵たちもやがては克服され、「おばさんパーマ」のように絶滅してゆくのだろうか。かっこ悪い髪型からの脱出を試み、大学デビューを阻む山伏に戦く。完璧な自分、完璧な世界を強く求めながら、平凡な日常の暴走に振り切られる生ぬるき魂の記録。人気歌人の頭からあふれ出す、思索のかけらを集めたエッセイ。(文庫本裏表紙) 段々読むのが辛くなってきた。文章の、言葉の端々にある切っ先のようなものが苦しい。 「いちばん恥ずかしかったこと」の恐怖。ここ最近読んだあらゆる本の中で、最もぞっとしました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
安定の面白さでした。 生きる・生き延びるの話は、短歌入門でも詳しく書かれていたけれど、ハッとさせられます。「感性」や「心の闇」で簡単に片付けてしまうその乱暴さにも気付かされました。便利な言葉は思考を停止させる。また、「わかる」とか「共感」とか、つい心地いいことばかり求めてしまうけれど、ほむほむも短歌にわからない部分が40%もあると聞いて、なんだか安心できました。共感の末にあるのが「お天道様にも雑草にも石ころにも感謝」「今日一日が有り難い」的なものに行き着くのか。。。やだ。。 この本のハイライトは、ほむほむが森見登美彦氏の作品を褒めていたところ。好きな作家が好きな作家を褒めてると嬉しい。
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