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松本清張短編全集(08) 遠くからの声 光文社文庫
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松本清張短編全集(08) 遠くからの声 光文社文庫

松本清張【著】

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松本清張短編全集(08) 遠くからの声 光文社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2009/04/20
JAN 9784334745783

松本清張短編全集(08)

¥660

商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

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2022/01/03

この巻をいきなり読んだのは ラジオで仲代達矢さんが 舞台の話をしていて この中の 「左の腕」の話をしていました。 どんな お話なんだろうと 興味を持ったので 読んでみました。 短編だったので すぐに読めましたが 人情物で、松本清張さんって こういうのを書くのですねと思いました。...

この巻をいきなり読んだのは ラジオで仲代達矢さんが 舞台の話をしていて この中の 「左の腕」の話をしていました。 どんな お話なんだろうと 興味を持ったので 読んでみました。 短編だったので すぐに読めましたが 人情物で、松本清張さんって こういうのを書くのですねと思いました。 左の腕は 内容から 仲代達矢さんなら 上手く演じそうだなぁと 思いました。いつか機会があれば 拝見したいものですね。 他のお話も それぞれ 味わいがあって良かったです。 松本清張さんと言えば ミステリーのドラマのイメージが強かったのでこういうのも いいですね。

Posted by ブクログ

2013/11/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

調子に乗ってる下衆な十手持ちに一泡吹かす時代小説「左の腕」が痛快でした。 手前も大きい方なんで「いびき」はちょいと身につまされる想いで読みました。 刑法にヒントを得た推理小説「カルネアデスの舟板」「一年半まて」あたりは2時間ドラマ見てるようで楽しく読みました。 ほか「恐喝者」、女性の苦しい愛を描いた「遠くからの声」、時代小説「写楽」「秀頼走路」の全八編を収録。 ホント期待を裏切らないお方です。松本清張さんは。

Posted by ブクログ

2012/06/14

「写楽」が素晴らしいほどに妬み僻み恨み辛みにまみれていて、そうそうこれが清張なんだよと膝を叩く。ここで示される芸術家像もまた清張らしくて良し。一般的に評価の高いらしい「カルネアデスの船板」と「一年半待て」はいかにもワンアイデア思いついて書き上げましたという作品で今一つ。それよりも...

「写楽」が素晴らしいほどに妬み僻み恨み辛みにまみれていて、そうそうこれが清張なんだよと膝を叩く。ここで示される芸術家像もまた清張らしくて良し。一般的に評価の高いらしい「カルネアデスの船板」と「一年半待て」はいかにもワンアイデア思いついて書き上げましたという作品で今一つ。それよりもいつ不倫が発覚するか、いつ殺人事件に発展するか、いつ最終的な破局が訪れるのかと思いながら読んでいたら結局戦前生まれの作者らしい恋愛観に基づいた純愛小説だった表題作「遠くからの声」の方が面白かった。

Posted by ブクログ

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