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快楽の館 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2009/04/20 |
JAN | 9784309463186 |
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快楽の館
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快楽の館
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商品レビュー
3.5
6件のお客様レビュー
快楽の館 今日はロブ=グリエの「快楽の館」を読んでいます。どれが図でどれが地なのかさっぱりわかりません…困ったことです(笑)。 こんなヌーボーな小説をパラパラめくって楽しめるのは、そこここに張り巡らされたエロティシズムのせいなのだろうけれど、こうした場面のみならず、主客もころころ...
快楽の館 今日はロブ=グリエの「快楽の館」を読んでいます。どれが図でどれが地なのかさっぱりわかりません…困ったことです(笑)。 こんなヌーボーな小説をパラパラめくって楽しめるのは、そこここに張り巡らされたエロティシズムのせいなのだろうけれど、こうした場面のみならず、主客もころころ変わる構成そのものが、エロティシズムというものの重要な要素なのだろうか?わかったようなわからないような… (2010 07/16) そのリズムはあまりにも強烈なので、どんなに強暴な、どんなに唐突な惨劇も、ほんの一瞬にしろリズムを中断することはできず、せいぜい拍子を変えることぐらいしかできない。とはいえ、事故はいたるところで続々と起こっている・・・(p60) うーん、またお得意の「小説作品全体を暗示する文章」論ですか?ロブ=グリエは「私は拍子くらいしか変えてません」とでも言うのだろうけど、どうだろうね、拍子だけで全く違う感じ。 (2010 07/17) 大股反復横跳び おはようございます(笑)。 先週から読んでいる「快楽の館」があまり早くは進まないです。というのも、早く読むとなにがなんだかわからなくなる為。機転がきく読者はそういうものを嗅ぎ取りながら読み進めるのでしょうけど、自分の場合… とにかく、この小説は微妙なズラしを含有した反復で、最初から最後まで成り立っているので、進んでいるのか戻っているのか…えーっと、それでも少しずつは進んでいるみたい…てな感じで、ありまして… んでも、120ページを過ぎた辺りから、昨日読んでいたところ辺りから、だんだん筋の進みが大きく反復しながら、大きく進んでいくようになってきた。回転する双曲線の上を歩いているような… とにかく文庫で200ページ弱の小説を、今日で5日目なのだから、ゆっくりペースです。 明日には終わる…と思います。はい。たぶん… (2010 07/19) 暑いけど「快楽の館」読了 おはようございます(笑)。 今朝「快楽の館」を読み終えました。なんだかプルーストとセルバンテスをごたまぜにしたような…一人の男の想像から全てができているという点では前者、いろんな似たような場面がわけわからなくなるくらい繰り返されている点では後者…とにかく…暑いです…それは今(笑)。 落ち着いたらも少し何か書くかもしれません。 いまはこれで… 現実の生身の女を抱きしめたいという青年の妄執は、<もの>と断絶し、そのために人間相互の関係さえ不確かになってしまった現代人の不安そのもの、つまり虚無の空漠のなかで確固とした実体を熱望して身もだえている現代人の妄執そのものだろうから。(p203 解説) (2010 07/20)
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映画が公開されるので重版されそうな気配もあるのだが、品切れっぽいので買っておいた『快楽の館』。 『快楽』と言いつつ寧ろ主眼は香港〜マカオのサイバーパンク的世界なんじゃ……? という辺りがロブ=グリエなのだろうか。エロティシズムより妙なエネルギーを感じる……やっぱり巻末解説にあった『実は夢』というのが本当のところだったりして?
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ポルノグラフィーのようなタイトルと表紙なのだが、内実はヌーヴォーロマンの旗手ロブ=グリエの小説そのものである。物語の半ば以降は、やや散漫になるのだが、それまではひたすらに眼の小説である。すなわち、徹底して眼前の光景や人物の細部にいたるまでを舐めるがごとく眺め尽くすのだ。相手からの...
ポルノグラフィーのようなタイトルと表紙なのだが、内実はヌーヴォーロマンの旗手ロブ=グリエの小説そのものである。物語の半ば以降は、やや散漫になるのだが、それまではひたすらに眼の小説である。すなわち、徹底して眼前の光景や人物の細部にいたるまでを舐めるがごとく眺め尽くすのだ。相手からの情動は伝わらないし、そもそもそれを必要とさえしていない。ここでのエロティシズムは、「見る」ことにおいてのみ、その機能を発露させるのだ。かといって、見る対象は禁じられたものではなく、パーティで踊る女たちやショーの女たちなのである。
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