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100年デフレ 21世紀はバブル多発型物価下落の時代 日経ビジネス人文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2009/04/01 |
JAN | 9784532194888 |
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100年デフレ
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タイトルが示すように今日本が経験しているデフレは世界の歴史の中で特殊な事ではなく、また学校で習うような金融緩和や公共投資でな解決できるようなものでもなく、実は長期にわたって続く歴史的なものであるということを述べている。 私は起こっている事を既存の理論にこだわらずに虚心で分析する...
タイトルが示すように今日本が経験しているデフレは世界の歴史の中で特殊な事ではなく、また学校で習うような金融緩和や公共投資でな解決できるようなものでもなく、実は長期にわたって続く歴史的なものであるということを述べている。 私は起こっている事を既存の理論にこだわらずに虚心で分析する事が、現代において非常に重要な事だと思う。そうやって分析してみれば、容易に気がつく事も多々あるのが今の世の中だとも思う。専門科学者達の活動が自己目的化して本来の機能が低下しているからだ。 昔は学際領域の重要性が叫ばれたものだが、その後の30年で学際領域は必要な発展をせず、既存専門科学はより特殊性を強めている。その一方で専門家の多くが「科学」の基本態度とスキルを失っているのが現代である。というより少数の科学者を別として、急速に増えた専門家の多くの質が低い、つまり専門家が粗製濫造されているという事なのであろう。 この本は経済や金融の専門家の一部には受けは悪いと思う。どの分野でも専門家は年を経て硬直化し、ときには感情的な反応をすることが多くなっているように見えるが、これが「素人にはわからない」ということなのではない。見えている現実が「事実」なのだ。世界は色々な分野の「専門家」の集まりになりつつあるが、それこそが実は世界の人々の「素人」化を意味する。大昔の集落では今よりも全員に知恵が行き渡っていたのだが、今はそうではない。現代の「個々の分野の専門家たち」にはそれが理解できないだろう。「世界経済」も専門家の集まりである素人の集団が運営して起こっている事が現実なのである。 この本は既存の権威に頼って読んではいけない。自分が見る事柄をもとに自分で判断をする態度で読み、自分で評価し、自分の理論形成の役に立てて行けば良い。我々は経済学や金融理論のために生きているわけではないことをあらてめて思う。そういった読後感を持つ書だ。 見えている現実が「事実」だが、もちろん経済統計や書にかかれていることが現実や事実であるかどうかは常に疑いを持つべきである。この書は統計データや他の書物の参照に満ちており、データで裏付ける事で説得性を高めようとしているが(もちろんそれが科学的態度ではある)、しかし筆者がそうしようとすればするほど、読者にはデータに対する疑念もわき上がってくる。過去に他人により集められたデータは専門家の集めたものだし、それを選んで掲載しているのは筆者だからだ。 自分で「科学する」ことが大切だ。疑う心は科学の基本であり、自分でも確かめてみようと思えば、それが自ら科学する事の始まりともなる。専門的に築き上げられた既存の理論はその参考書に過ぎない。
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買ってまで読むべきマクロ経済本ではない。巷では、とくにネット上での書籍販売業の評価欄での評価では水野に高い評価をしている人が多く見受けられる。非常に評価が高く、読まれているらしいが、この内容では、いまのところ分かっているマクロ経済学の適用さえ見当たらず、循環としての経済が「社会...
買ってまで読むべきマクロ経済本ではない。巷では、とくにネット上での書籍販売業の評価欄での評価では水野に高い評価をしている人が多く見受けられる。非常に評価が高く、読まれているらしいが、この内容では、いまのところ分かっているマクロ経済学の適用さえ見当たらず、循環としての経済が「社会構造」としての経済学が論じられている。長期の視点ではなる程それなりに妥当なところもあるのだろうが、短期の循環的な通貨供給と巡航速度を論じた分野では、金融政策を経済政策としてとらえる政策的手管を否定している。これでは経済学素人の読者が混乱するだけである。 マンキューのマクロ経済入門編でも読みなおすか、あるいはマンキューの教科書批判でもしてみたらどうなんだろう、と思う。または、水野和夫自身が教科書を発行すればいいと思う。 一種の奇怪な「思想」の本としては、面白いのだが・・・・・。
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