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Cab(1) マーブルC

アンソロジー(著者), 木原音瀬, ヤマシタトモコ

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商品詳細

内容紹介 //付属品~小説小冊子付
販売会社/発売会社 東京漫画社
発売年月日 2009/04/11
JAN 9784904101445

Cab(1)

¥770

商品レビュー

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2011/05/24

小椋ムクセンセの「キャッスルマンゴー」があまりにも気に入ったので、木原センセの小冊子目当てで購入しました… 創刊号だけあって、豪華執筆人ですね。好き嫌いが出そうな相当クセのあるのを描かれる方ばかり。…とかいいながら、コミックスで読んでる作品もあったりして自分の懐の深さ?にあらた...

小椋ムクセンセの「キャッスルマンゴー」があまりにも気に入ったので、木原センセの小冊子目当てで購入しました… 創刊号だけあって、豪華執筆人ですね。好き嫌いが出そうな相当クセのあるのを描かれる方ばかり。…とかいいながら、コミックスで読んでる作品もあったりして自分の懐の深さ?にあらためて驚いた。 やっぱりお気に入りは腰乃センセと嶋二センセでした。 しかし、圧巻は木原音瀬センセでしたね。読み終わった後の虚脱感と充足感の微妙なバランスがなんとも言えないです。 こんなどんよりする貧乏話を創刊号の目玉に持って来る編集の英断もすばらしいと思うし。 誉めてるんですが。 …その貧乏話がBLと呼ぶにはあまりにも本格的?で、どう受けとめたらいいものか逡巡しました。でも小説として本物です。 この話を先に読んでから「キャッスルマンゴー」読むべきだったなあと、後悔。 十亀の高校時代の話です。姉と弟と三人で爪に火を灯すような生活を送る十亀の姿が描かれていますが、ものすごく不幸で陰惨な暮らしのはずなのに、むしろ突き抜けた風なのは、ひとえに十亀の孤高な性格によるものだと思います。 まだ高校生なのに、人生のあらゆることを経験して、達観している十亀の心の内を思うと胸が痛くなるけど、彼の生命力の逞しさに対してはむしろ憧れたりしてしまう。 そんな十亀とは正反対に明るくて賑やかな同級生、二宮との交流が瑞々しくて印象的。ごくごく自然な歩み寄りと恋心が光ってました。 ここでこれだけどん底なんで、本編ではこれ以上恐ろしいことは起こらないよね?とひたすら祈る読後です。

Posted by ブクログ

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