1,800円以上の注文で送料無料
純情エレジー
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍
  • 1221-04-04

純情エレジー

豊島ミホ【著】

追加する に追加する

純情エレジー

定価 ¥1,430

1,375 定価より55円(3%)おトク

獲得ポイント12P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2009/03/19
JAN 9784104560035

純情エレジー

¥1,375

商品レビュー

3.2

42件のお客様レビュー

レビューを投稿

2026/08/10

人は何故セックスするのだろうか。動物として子孫を残すため、これはいうまでもない。そんな動機以外に人は頻繁にセックスをする。それは時として愛情表現であったりコミュニケーションの手段であったりもする。あるいはもっと直接的に性欲の処理や男性性・女性性の肯定や確認のためもあるだろう。数々...

人は何故セックスするのだろうか。動物として子孫を残すため、これはいうまでもない。そんな動機以外に人は頻繁にセックスをする。それは時として愛情表現であったりコミュニケーションの手段であったりもする。あるいはもっと直接的に性欲の処理や男性性・女性性の肯定や確認のためもあるだろう。数々の男性遍歴を経て来た瀬戸内寂聴は、孤独なるゆえ、と言う。 どうしてセックスと結婚以外に男の人とつながる方法はないんだろう。こうとしか考えられない孤独な女性のセックスを描いた短編集が本書である。だから登場人物が交わす数々のセックスは、即物的で欲望に満ちている。作者はセックスの快感しか見つめていないようだ。実に物悲しい。だからエレジーなのだ。また、自信を持って愛情に迫れるほど世慣れていないから「純情」なのだろう。しかしながら、作者のその想いが読者にどれだけ伝わっているかは疑問が残る。 本書には七篇の短編が収録されている。そして何やら思わせぶりな表題がついている。 「十七歳スイッチ」 17歳のスイッチって何?そう、貴方の想像通り「やりたいスイッチ」である。 「あなたを沈める海」 あなたは照、そして遥が海。17歳の時に初めてセックス。それから照が1年に1回、田舎に帰ってくる時だけセックスしまくる。恋人ではない。1年に1度だけのか快楽の相手。 「指で習う」 これはかなり変態っぽい。弓子は西目に指で仕込まれる。書道の指導を指でする辺りが怪しい。 「春と光と君に届く」 これも変態っぽさが漂う。 セックスレスの夫婦。万一が自動車事故で植物状態に。しかし、感覚の残る中指の指先で夫婦のコミュニケーションが成立。それはセックスに通じる快感を伴うものだった。 「スイカの秘密を知ってるメロン」 スイカの秘密とは澄果との不倫。メロンは澄果の腹に宿る新たな生命。父親は 結婚を決めた澄果は、不倫を終わらせるつもりはない。 「避行」 「あなたを沈める海」は遥視線。こちらは照視線。一見ハッピーエンドに見える。しかし、実態は照が都会生活に行き詰まって遥の元に逃げ返って来ただけだ。計算高く受け身の遥が陰でほくそ笑んでいるとすれば、恐ろしい。 「結晶」 男性性の脆さ、女性性のしたたかさが対比的に描かれている。田舎育ちの男女が夢見て東京にでた。華やかな才能に恵まれ、成功が期待された久遠は夢破れてUターン。一方、地味でおとなしい大原は着実に都会人らしい歩を固めていく。

Posted by ブクログ

2026/01/25

情景描写が田舎なんだけど味わいがあってのんびりとしていて良かった……けど、どの主人公もひたすらに緩かった。全編を通して無力感、その場の流れに任せてやり過ごすというような所がことごとく目についてしまった。恋愛とセックスって確かに表裏一体なんだけど。でもそれだけでもなくて。そのバラン...

情景描写が田舎なんだけど味わいがあってのんびりとしていて良かった……けど、どの主人公もひたすらに緩かった。全編を通して無力感、その場の流れに任せてやり過ごすというような所がことごとく目についてしまった。恋愛とセックスって確かに表裏一体なんだけど。でもそれだけでもなくて。そのバランスがもう少しかかれていても良かったのでは…?

Posted by ブクログ

2024/11/01

豊島ミホはほんとに(なぜこの二人は惹かれ合っているんが…わからない…でも惹かれ合っている…)を最高に魅力的に書くなあと思う。純情エレジーは短編集でそのうち2作品が同じ世界軸の話になっている 再読になるのだけど、何年ぶりだろうか…。『女による女のためのR-18文学賞』という女性の書...

豊島ミホはほんとに(なぜこの二人は惹かれ合っているんが…わからない…でも惹かれ合っている…)を最高に魅力的に書くなあと思う。純情エレジーは短編集でそのうち2作品が同じ世界軸の話になっている 再読になるのだけど、何年ぶりだろうか…。『女による女のためのR-18文学賞』という女性の書き手に限った文学賞を知ったのは豊島ミホがきっかけだ。その第一回で読者賞を受賞したのが彼女である ためらいのない性描写と罪悪感なく性的なことを楽しむ女性の描写に初めて読んだときは少し面食らったものの、いや、それの何が悪いんじゃいという話で豊島ミホの作品はすぐに好きになった もはや恋愛感情なのか執着なのかもわからない、どこにカテゴライズされるかわからない二人のあいだにある感情とその二人の魅力がわかるようでわからない。きっとこう、なの、か…?というような絶妙な塩梅でそれが二人だけのあいだにあるものなんてそんなものだよねえ、なんか好き、なんかいいと思うとかそういうもんだよねえ。という気持ちになって、結局当人たちのことは当人にしかわかんないんだから外野が何を言ったって野暮という突き放しみたいなものを感じて好きだ

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品

履歴をすべて削除しました