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情緒から論理へ SB新書
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情緒から論理へ SB新書

鈴木光司【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ソフトバンククリエイティブ
発売年月日 2009/03/24
JAN 9784797348446

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商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2011/06/05
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※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 大ベストセラーとなった『国家の品格』で著者の藤原正彦氏は、「論理より情緒」と喝破した。本書はこれに異を唱える。 大局観や総合判断力は、視野の狭い情緒によって養われるものではなく、論理の世界で培われる素養である。 情緒的な日本人にいま必要なのは、情緒より論理なのだ。 日ごろの生活で誰もが直面する事象からかつての太平洋戦争の愚策に至るまでを俎上に載せ、日本人の論理の欠如と情緒による失墜を考察し、世界に共通する論理を示すこと、そして日本人らしい情緒を保つことの両立を提言する。 [ 目次 ] 第1章 論理が日本をよくする(対立概念で世界を見る 母性に振り切れた針を戻す なぜ勉強するのか? 学校教育は子どもの能力を高めるか) 第2章 論理的とはどういうことか(大局観を持つ データにのっとって議論する 言葉で伝える 筋道を立て、勇気をもって表現する 企業と資本主義の論理 国民議論を避けてはいけない 論理はどこからきたか) 第3章 なぜ論理が大切なのか(藤原正彦氏に異論を唱える 世界に共通する論理を求める) 第4章 情緒的すぎる国(秋葉原無差別殺傷事件はなぜ起きたか 教員免許更新より免許廃止を 高速道路にバイク二人乗りは本当に危険なのか ライフジャケットで命は守られるか 優しいサービスがムダを生む 根拠なき懐古主義に陥ってはいけない) 第5章 情緒的民族の失敗(日本人は戦争に長けていたか 日露戦争が生んだ過信 太平洋戦争に至る非論理 目的への不徹底と根拠なき楽観(ミッドウェイ海戦) 己へのうぬぼれ、敵への過小評価(ガダルカナル作戦) 無謀がまかり通る不合理(インパール作戦) アウシュビッツを上回る効率的大量殺人 「外道」だった作戦(特攻) 想像力のなさが生んだ判断ミス(終戦工作) 現代にまで続く教育のゆがみ 人は過去から何を学ぶべきか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted by ブクログ

2010/04/30

この本の主題はタイトル通り。日本は論理より情緒、父性より母性に傾きすぎなので、もうちょっと論理指向で行こうよというお話。多分、子育てをしている過程で、この人はそういう思いを強くしたのだろう。子供に接していると、世の中説明がつかない、あるいは説明するのが恥ずかしい事柄が多いわけで。...

この本の主題はタイトル通り。日本は論理より情緒、父性より母性に傾きすぎなので、もうちょっと論理指向で行こうよというお話。多分、子育てをしている過程で、この人はそういう思いを強くしたのだろう。子供に接していると、世の中説明がつかない、あるいは説明するのが恥ずかしい事柄が多いわけで。それであれこれ考えていると確かにもう少し世の中論理的であって欲しいよね、と感じる気持ちは分からんでもない。概ねは、同意。 でもまあ、一々こんな父親に噛んで含まれる子供も気の毒かな…。また、この人を俯瞰で見ると、現代版小言幸兵衛の域を出ていない気もする。論理論理という程のものではなく、気に入らないものに対して一応「論理」づけて文句を言っているだけのようにも思うのだ。この人は現代日本の非論理的なものの例として、コンビニの店員の応対、原発をタブー視するエネルギー政策、船舶でのライフジャケット着用義務化の動きなんかを挙げているけど、いずれに関しても、私は彼の論理にピクリとも説得されなかった。論理と言うより、「理屈」に近いんだよな。まあ、おかしいと思うことに文句を言うことに反対するわけではないが。

Posted by ブクログ

2009/05/06

あの「リング」や「らせん」の著者鈴木氏は、家での執筆のかたわら日中はお勤めの奥様に代わって二人の娘さんの子育てを実践した方。故に教育問題しいては次世代の行く末に多大なる関心を持つ。 この著書は、視野の狭い情緒的な心理が普遍している日本社会の在り様を、第二次世界大戦の戦略・戦術が...

あの「リング」や「らせん」の著者鈴木氏は、家での執筆のかたわら日中はお勤めの奥様に代わって二人の娘さんの子育てを実践した方。故に教育問題しいては次世代の行く末に多大なる関心を持つ。 この著書は、視野の狭い情緒的な心理が普遍している日本社会の在り様を、第二次世界大戦の戦略・戦術が大局的な視点に立っての判断ではなく、情緒や狭い集団の中での上下関係維持のためでしかない狭い対処の結果の愚策連続であり、どれほどのわけの分からぬ精神論で多大な犠牲を払ってきたのかを事例をあげて論証する。 もうこの政策や慣例ではダメだと理性では判断していても個人に責任が及ぶことを恐れ曖昧にする、稟議書を回すことで共同責任とする、「前例がないから」と有耶無耶、理性的現実的判断が常に遅れる役所等々・・・。私のようなボンクラでもいくつものオカシナ事例はいくつもあげられるな・・。 情緒的に養われてきた日本人の性癖では、これからのグローバル社会には対応できないよとの警告の書。 教育は「理解力」「想像力」「表現力」を身に付けさせることが不可欠だと語り(偏差値教育や現在の教育現場の思慮すべき課題も事例つき)世界に共通する論理を身に付けることと日本人らしい情緒を保つことの両立を提言する。 娘さんたちは両者とも大学の哲学科に進学されたそうだ。 鈴木氏の教育パパぶりが、随所に織り込まれたエピソードから浮かび上がる。

Posted by ブクログ

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