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品質工学ってなんやねん? エピソードから学ぶ品質工学
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本規格協会 |
発売年月日 | 2009/03/09 |
JAN | 9784542511316 |
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品質工学ってなんやねん?
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
この本を読めば品質工学を扱えるようになるわけではないが、様々な事例や著者の体験から品質工学本質をわかりやすく学べる内容となっている。ある程度品質工学の経験があり、より深く理解したい人にお勧めする。 養豚場の事例は、基本機能で考えることの大切さを理解できる最適な事例だと感じた。
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新書版の品質工学の入門書(啓蒙書)は、長谷部さんの『「品質力」の磨き方』、立林さんの『タグチメソッド入門』を読んだので、この本については買うつもりは全く無かったのですが、ふと立ち寄った書店でパラパラと立ち読みしたらHAYST法(といってもHAYST法という言葉は出てこない……後述...
新書版の品質工学の入門書(啓蒙書)は、長谷部さんの『「品質力」の磨き方』、立林さんの『タグチメソッド入門』を読んだので、この本については買うつもりは全く無かったのですが、ふと立ち寄った書店でパラパラと立ち読みしたらHAYST法(といってもHAYST法という言葉は出てこない……後述)の話が載っていたので買ってしまいました。 この本の前半は、芝野氏による品質工学にまつわるエピソード集となっていて、Episode 19は、「ソフトウェアテストについて」と題して3ページほど直交表を用いたテストが紹介されています。 まぁ、なんというか、「品質工学万歳」といった本なのでしかたないのですが、こういった書き方が技術の進歩を遅らせるということに気が付かないのかなぁと残念に思いました。 たとえば、 当社もご他聞にもれず、ソフトウェアテストの工数増大に頭を悩ませているが、その対応策を考えると、品質工学(先生が提案された方法)以外に、評価工数の削減が期待できるアイデアはない。 とか……。 品質工学に関わっている人が全てこの本のような考え方をするとみられたら嫌だなぁ。 私も、田口玄一氏の考えには共感を覚える点が多いし尊敬もし親しみも覚えていますが、権威者に奉って信奉する気持ちはありません。 田口先生がお倒れになってから品質工学の進歩が止まったという人もいますが、品質工学の中だけを見ている人が多かったら止まるよね。 さて、HAYST法のエピソードは、最後に載っていたのですが、研究会で田口先生から叱咤されたもの。 HAYST法については、田口先生に2回発表し、初回にいただいたコメントです。なつかしー。 でも、これを書くなら2回目のエピソードも書いておいて欲しかったなぁ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
仕事によっては、めざす品質ごとに、違う道具を作る職人がいる。 そこで学んだことは、2つのことである。 目的に合わせた道具を使う。 目的に合わせた道具がなければ、自分で道具を作る。 ソフトウェア技術者にとって、ソフトウェアは製品でもあり、道具でもある。 ソフトウェアを測定する道具がなければ、自分で作ればよい。 ソフトウェアの不具合を見つける道具がなければ、自分で作ればよい。 本書は、品質工学は何を助けてくれて、何を助けてくれないかを考えるきっかけになる。 道具がないときに、自分で作るという基本的な姿勢を、最近、富士ゼロックスの方の講演で学んだ。 本もよいが、直接、道具を作っている人と話をしたり、一緒に仕事をしたりするのもよいと思った。 本を書いている人が、道具を作った人とは限らない。
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