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大転換 市場社会の形成と崩壊
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大転換 市場社会の形成と崩壊

カール・ポランニー(著者)

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大転換 市場社会の形成と崩壊

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東洋経済新報社
発売年月日 1975/04/01
JAN 9784492370292

大転換 市場社会の形成と崩壊

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商品レビュー

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2025/06/14

現実社会の問題を市場原理にもとづいて解決しようとしてきた自由主義経済学――現状では学問の名に値するかも疑わしいが――の無謀な姿勢を廃し、経済はあくまでも社会の一カテゴリーに過ぎず、社会の問題解決にはより深い視点と熟慮が必要であると説く極めて真っ当な主張。 自由主義経済学――昨今...

現実社会の問題を市場原理にもとづいて解決しようとしてきた自由主義経済学――現状では学問の名に値するかも疑わしいが――の無謀な姿勢を廃し、経済はあくまでも社会の一カテゴリーに過ぎず、社会の問題解決にはより深い視点と熟慮が必要であると説く極めて真っ当な主張。 自由主義経済学――昨今ではグローバリズムと改名しているが「拝金主義」という正当な名称を捨てさせてはならない――の主張は完全に誤りであり、「自分の」カネ儲けの妨害になる政府の介入は拒むが、カネ儲けの狩場としての市場を維持するためにはあらゆる権力による介入を要請するというダブルスタンダード振りが歴史を遡って詳らかに証明されている。 科学の名を騙った市場原理主義は、かつては金本位制、今では株主資本主義のような、自分たちに都合の良い――それも特殊な条件下においてのみ当てはまる――システムをあたかも真理であるかのように吹聴し、政府の意思決定を誤らせ、結果として世界中のあらゆる「良い」文化を破壊した。 戦後80年が経過した今でも「規制緩和」「ゾンビ企業」「イノベーション」などの中身がないワードを呪文のように唱える輩は絶えず、伝統――明治以降の捏造されたものではなく古来からの――的社会の復権は反動のレッテルを貼られて総攻撃に遭っている。 市場原理主義者もリベラルサヨクも等しく理念――自分たち「だけ」に都合の良い――のみを主張し、現実社会に必要な「妥協」を敵視する。その結果は有権者の反発を招き、そこに付け込む政治勢力が権力を握る。 以下は市場原理主義とファシズムについての本書からの引用である。 ――こうした不毛な試みは侵略と征服の悪魔的な勢力を取り払うかわりに、実際にはそうした勢力の残存を――それらがまったく軍事的に敗北した後でさえも――保証することになるであろう。その意図がどんなに良かろうとも達成することが不可能であるものには反対し、達成可能なものを代表することの優位――これは政治において決定的なことだが――を悪の大義が獲得することになるであろう。

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2012/03/08

「産業革命にともなう大きな悲劇は、資本家の利潤追求の無情さ・貪欲さによってもたらされたものでなく、統制されないシステムである市場経済の生み出す社会的惨害によってもたらされたのである。」 と、翻訳されている。 文章が分かりにくいけれど、ここでポラニーが見落としているのは、人間の...

「産業革命にともなう大きな悲劇は、資本家の利潤追求の無情さ・貪欲さによってもたらされたものでなく、統制されないシステムである市場経済の生み出す社会的惨害によってもたらされたのである。」 と、翻訳されている。 文章が分かりにくいけれど、ここでポラニーが見落としているのは、人間の意識状態の未熟さである。 どんなに完璧に思えるシステムを持ち込んだとしても、所詮道具でしかない。 それを使う人間の意識状態によって、毒にも薬にもなるのが道具であり手段である。 もしも当時の民衆の意識が、その強欲と依存性を包み込めていたら、その生産による利益を十分に活用してより良い道具を導き豊かな共生社会を育てただろう。 利益を時空間に逆らって力尽くで奪って溜め込んでいる歪んだ重さと違って、利益を活用していれば複利のように物質面だけに限らず精神面の幸福感をもたらしていただろう。

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2010/04/13

目次 著者序言 序文            R・M・マッキーバー 第一部 国際システム   第1章 平和の百年   第2章 保守の20年代、革命の30年代 第二部 市場経済の勃興と崩壊  Ⅰ 悪魔のひき臼   第3章 「居住か進歩か」   第4章 社会と経済システム   ...

目次 著者序言 序文            R・M・マッキーバー 第一部 国際システム   第1章 平和の百年   第2章 保守の20年代、革命の30年代 第二部 市場経済の勃興と崩壊  Ⅰ 悪魔のひき臼   第3章 「居住か進歩か」   第4章 社会と経済システム   第5章 市場パターンの進化   第6章 自己調整的市場と擬制商品――労働、土地、貨幣   第7章 スピーナムランド――1795年   第8章 スピーナムランド法以前と以後   第9章 貧民とユートピア   第10章 社会の発見と政治経済学  Ⅱ 社会の自己防衛   第11章 人間、自然、生産組織   第12章 自由主義的教義の誕生   第13章 自由主義的教義の誕生(続)――階級利害と社会変化   第14章 市場と人間   第15章 市場と自然   第16章 市場と生産組織   第17章 損なわれた自己調整機能   第18章 崩壊への緊張 第三部 トランスフォーメーションの進行   第19章 大衆政治と市場経済   第20章 社会変化の始動   第21章 複合社会における自由 原典に関する注解  ⅰ バランス・オブ・パワー――政策、歴史法則、原理、システムとして  ⅱ 平和の100年  ⅲ 断ち切られた黄金の糸  ⅳ 第一次大戦後の振子の揺れ  ⅴ 金融と平和  ⅵ 「社会と経済システム」への文献ノート抜粋  ⅶ 「市場パターンの進化」への文献ノート抜粋  ⅷ スピーナムランドについての文献  ⅸ スピーナムランドとウィーン  ⅹ ホイットブレッド法案も悪くない  ⅺ ディズレーリの「二つの国民」と有色人種問題  ⅻ 補注・救貧法と労働の組織 訳者あとがき  

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