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ソングライン
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 英治出版 |
発売年月日 | 2009/02/28 |
JAN | 9784862760487 |
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作者はイギリス人。サラリーマンをしていたものの旅に憧れてパタゴニアに旅出ち、その紀行を書いた「パタゴニア」で著名な作家となる。アボリジニの放浪の旅ウォークアバウトに引かれて、アリス・スプリングスで、オーストラリア国籍を持ちアボリジニの聖地を地図にしているロシア出身のアルカジーとと...
作者はイギリス人。サラリーマンをしていたものの旅に憧れてパタゴニアに旅出ち、その紀行を書いた「パタゴニア」で著名な作家となる。アボリジニの放浪の旅ウォークアバウトに引かれて、アリス・スプリングスで、オーストラリア国籍を持ちアボリジニの聖地を地図にしているロシア出身のアルカジーとともに、旅をする。 オーストラリア全土に迷路のように、ソングラインと呼ばれる目に見えない道筋が伸びる。先祖達は道ででくわしたあらゆるものの名前を歌いながら世界を想像したという。部族の交流の道でもある。 トカゲ族の祖先の物語をジェスチャーで表現するアボリジニ地主のクドゥングル(マネージャー)を見て、思い出したのが、雄のトゲウオが縄張り争いをする様をジェスチャーで見せてくれたコンラート・ローレンツであることに驚いた。 オーストラリア最後の鉄道(というのはThe Ghanだろうか)はアボリジニの土地を横切り、聖地の木々を切って聖地の土や岩を使って建設されている。偶然現場を訪れてしまったアボリジニとチャトランたちの一行は微妙な雰囲気になる。 ヨーロッパやアメリカで公演したこともあるピントゥピ族の演者ジョシュアから、先祖の”夢”の話を聞く。「”大きくて飛ぶもの”の話」もしてくれるという。よくよく聞いてみると”カンタス航空の夢”だった。ロンドンやアムステルダムに行った話もソングラインで説明される。
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読み始めてしばらくは亡羊としてまさに蜃気楼のようにつかみどころが無かったが、やがてその思想や論理が、あたかも意図的に断片的に現されるストーリーとリンクするかのように確実に輪郭を結び、すさまじい意識変革を促してくる。社会、心理、政治、経済、そして哲学。およそいままで触れてきたすべて...
読み始めてしばらくは亡羊としてまさに蜃気楼のようにつかみどころが無かったが、やがてその思想や論理が、あたかも意図的に断片的に現されるストーリーとリンクするかのように確実に輪郭を結び、すさまじい意識変革を促してくる。社会、心理、政治、経済、そして哲学。およそいままで触れてきたすべての知性によって糊塗された価値観を軽々と持ち上げ裏返されるエネルギーを感じた。 すさまじい書である。
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この本がイギリスで出版された1987年の翌年にブルースチャトウィンはAIDSで死んでいる。最初の著作「パタゴニア」を書くきっかけとなった旅には松尾芭蕉の「奥の細道」を持参したという彼の、オーストラリアの旅の記録。 オーストラリアのアボリジニ達は、自らの土地にまつわる風景、地形、岩...
この本がイギリスで出版された1987年の翌年にブルースチャトウィンはAIDSで死んでいる。最初の著作「パタゴニア」を書くきっかけとなった旅には松尾芭蕉の「奥の細道」を持参したという彼の、オーストラリアの旅の記録。 オーストラリアのアボリジニ達は、自らの土地にまつわる風景、地形、岩、樹などありとあらゆる事象を先祖伝来の「歌」として記憶する。その歌をたどれば、オーストラリア大陸の隅々まで旅をする事が出来るという。 オーストラリアを舞台にしたロードムービー的な記録の合間に、著者が自らの半生の旅の最中に書き溜めた文章・言葉・詩などが混じる。 装丁が素晴らしい。Bookoffには持ち込まず、本棚に置いておく本。
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