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砂漠の狐を狩れ 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2009/02/28 |
JAN | 9784102172315 |
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砂漠の狐を狩れ
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商品レビュー
3.6
8件のお客様レビュー
恐らく私が今まで読んだ第二次大戦を扱った小説の中で五本の指に入る作品だと思う。 アフリカ戦線で活躍した英国長距離砂漠挺身隊LRDGに従軍した一人のイギリス人青年の物語である。 いちょうフィクションという事になっているが、かなりの部分が史実に即した構成になっており、LRDGの将校...
恐らく私が今まで読んだ第二次大戦を扱った小説の中で五本の指に入る作品だと思う。 アフリカ戦線で活躍した英国長距離砂漠挺身隊LRDGに従軍した一人のイギリス人青年の物語である。 いちょうフィクションという事になっているが、かなりの部分が史実に即した構成になっており、LRDGの将校や作戦などもかなりの部分実在の人物や作戦が描写されている。 著者の綿密な史実リサーチや関係者へ詳細なインタビューが本書のベースになっている事は疑いようがないことは一読して明らかだ。 LRDGは特製のトラックでアフリカの砂漠を移動し、枢軸国軍の偵察や後方破壊などを行う今で言うところの特殊部隊に当たる少数精鋭の部隊である。 敵軍だけでなく、砂漠という過酷な環境とも戦わなければならず、任務は非常に過酷である。 しかしながら本書を読んで感じたのは、これだけ過酷な任務に従事し、死の危険が大きいにも拘らず、隊員たちが常にポジティブで勇敢さとある種のユーモアのセンスを失なわずにいたのは、私からすれば驚き以外のなにものではない。 安っぽい戦争小説の登場人物にみられるような変なセンチメンタリズムやダンディズムは微塵も存在しない。 国の家族を想い、自分の義務を果たそうという信念を貫く人々の姿がそこにはある。 本書の主人公ローレンス・チャップマンは、架空の人物という事になっているが、多分ベースとなる人物は存在しているように思われる。 そのように感じさせるほど この主人公の人物像にはリアリティーがある、小説では彼の学生時代の事についてもページが割かれており、主人公の人物像を深く掘り下げることに成功していると思う。 また、最初に経験した機甲部隊での体験は、当時ドイツアフリカ軍団を指揮していたロンメル将軍に対しどれだけイギリス軍が苦渋を舐めさせられていたかがうかがえた。 そのロンメル将軍を殺害する任務をを受けたLRDGの隊員たちのお話がこの小説のメインストーリーとなるが、史実を知ってるだけにその作戦が失敗することは分かっているのだが、かなりハラハラする内容であった。 小説内の描写のリアリティーがすごく、かつその時代を生きた一人のイギリス人男性の物語としても面白い、私の大好きな小説の要素である「真実と虚構の幸福なコンビネーション」がこの作品にはあると感じる。
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※このレビューにはネタバレを含みます
『鷲は舞い降りた』とも『卵をめぐる祖父の戦争』とも『スターリングラード』とも『野火』とも全く違う第二次世界大戦の戦記文学。所変われば品変わる、だ。主人公はオックスフォード卒業したばかりの若者だけど、日本の学徒出陣みたいな悲壮感はない。むしろオリンピックに臨むスポーツ選手みたいだ。敵方がナチではないロンメルというのが大きいのだろうな。ラストのロンメルとの出会いは出来過ぎの感が。いくらフェアプレイに徹しようとしても、敵軍を虐殺という道を選ばなければならない。反戦文学とまでは言えないけれど、武力行使に疑問は投げかけている。
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ロンメルロンメル!ただ残念だった、西部戦線異常なしを読んだ直後じゃなければもう少し楽しめたかも。あっちが凄すぎて霞んだ。しかもロンメルちっとも出てこなかったものだから。 イギリス兵砂漠でもお茶するんですか。時間がシビアな時でさえ「あそこまで2時間、でお茶の時間が30分入るとして...
ロンメルロンメル!ただ残念だった、西部戦線異常なしを読んだ直後じゃなければもう少し楽しめたかも。あっちが凄すぎて霞んだ。しかもロンメルちっとも出てこなかったものだから。 イギリス兵砂漠でもお茶するんですか。時間がシビアな時でさえ「あそこまで2時間、でお茶の時間が30分入るとして、残りの距離をまた2時間で…使える時間は1時間程か。ギリギリだな…」とか。お茶を飲まなければいいんじゃないの?休憩の意味もあるにしても。お茶を飲まなければもっと早くいけるんじゃないの? でもそんななかでイタリア兵将校はコックつれてきてフルコース食べてるっていうんだから上がいる。っていうかイタリア兵弱い弱い言われすぎ。ヘタリアだ。 騎士道が残っている戦場って言われていたアフリカ戦線。そのためかこれもあまり重くなかったね。
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