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図説 古代史の「謎」入門
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図説 古代史の「謎」入門

関裕二【著】

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図説 古代史の「謎」入門

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 学習研究社
発売年月日 2009/03/02
JAN 9784054039308

図説 古代史の「謎」入門

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2012/07/25

 日本の「古代史」は謎とロマンに満ちており、面白いとは思っていたが、本書にあまり評価できる考察は見当たらないように思えた。  確かに、本書で主張するように日本の古代史においては「考古学の新しい発見がそれまでの常識をどんどん覆され」ることが多いし、「古代史や考古学は次第にたこつぼ化...

 日本の「古代史」は謎とロマンに満ちており、面白いとは思っていたが、本書にあまり評価できる考察は見当たらないように思えた。  確かに、本書で主張するように日本の古代史においては「考古学の新しい発見がそれまでの常識をどんどん覆され」ることが多いし、「古代史や考古学は次第にたこつぼ化し、初心者には難解になってきている」という点には共感する。  そこで、専門的な知識を、誰もが理解できるような考察と文章に翻訳された内容の本が魅力をもつものだと思われるが、本書は、日本の古代史の持つ魅力を十分に引き出しているようには思えなかった。  「邪馬台国の謎」はすでに一般にも有名であるが、最新の「纒向遺跡の年代観」を十分に考察した論考とは思えない。「外来系の土器」や「三角縁神獣鏡」を含めた、より科学的な分析と考察がなければ、新しい考察とは言えないと思う。  また「ヤマト建国」以降の種々の考察についても、学問的考察というよりは、たんなる個人的感想に近いようにも思える。もう少し多面的な論証がなければ、思い込みといわれても仕方がないのではないか。  逆に言えば、そのぐらいに日本の古代史は判明していないのだろうが、それを「謎とロマン」に昇華させるためには、それなりの深い考察が必要とされると思うが、本書にはそれはいささか不足しているように思え、残念な本であると思った。

Posted by ブクログ

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