探偵は犬を連れて 創元推理文庫

イヴリンデイヴィッド【著】, 木村博江【訳】

• 販売会社／発売会社: 東京創元社
• 発売年月日: 2009/02/28
• JAN: 9784488128036

商品レビュー

2015/10/01

元警官の中年探偵と相棒のアイリッシュ・ウルフハウンド嬢のどたばた探偵物語。
ヒロインの伯父さんと息子が最後までしょうもない！(笑。
葬儀屋一家との交流にほっこり。
チョコとビールの差し入れシーンが好きです。
ともあれ、周りの女性陣がアクティブすぎて今後大変そう。
この後も出てるらしいけど、邦訳は出てないのねぇ。

邦訳と言えば、パンプルムース氏シリーズと訳者の方が同じなのですね。
元警官で現探偵、大型犬が相棒(あちらはブラッドハウンド)となんだか既視感があると思ったら！

2011/07/07

私立探偵マーク・サリヴァンは元警官。
５０代で独り身、ぼろい事務所に、車は友達のジェフからいつも何か借りている。
ジェフは葬儀社の主人で副業もあるため、さまざまな種類の車を持っているのだ。
アイリッシュ・ウルフハウンドのウィスキーという名前の犬がよきパートナー。小さな熊ほどの巨体だが、穏やかで愛想が良い。

保険会社からの依頼で、監視していたのがレイチェルという４０代の女性の家。
レイチェルの弟が、大学の経費を横領したという疑いがあった。
何も知らなかったレイチェルだが、殺人事件に巻き込まれる。
レイチェルの息子と親友レイ、そのGFの三人組も探偵に乗りだし、事態はややこしくなる。

盛りだくさんで楽しい仕上がり。微妙に盛りだくさんすぎるかなあ？？
女性二人の合作だそうです。
メールだけのやりとりでというのが異色～時代ですねえ。

2009/04/17

元刑事の私立探偵マックとその相棒アイリッシュ・ウルフハウンド。
大学の帳簿から消えた５０万ドルを追って、殺人事権に巻き込まれる。

犬！とにかく犬が可愛い。
そして立派に探偵の相棒を勤めている。
周囲が人間の食べ物を当たり前にあげるのが気になるけれど、キャラクター付けのために仕方がないのかな？ んー。
本筋は登場人物が多すぎてごちゃごちゃしている印象。
前半は展開も遅く、読んでいて結構辛かった。時々出てくる犬に惹かれて頑張って読んだけど。
犯人がわかってからは一気呵成。きちんとはらはらさせてくれた。
でも前半とのバランスが悪いよなぁ。
ラストにはおまけがあって、一人の女性の自立物語としても読めるようになっている。そのつくりは巧いと思った。