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保健教師 二見文庫
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保健教師 二見文庫

橘真児【著】

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保健教師 二見文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 二見書房
発売年月日 2009/03/25
JAN 9784576090276

保健教師

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商品レビュー

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2017/01/24

純朴な保健委員長と初心な養護教諭との純愛

メインヒロインと心が通じ合うまでにサブヒロインとイタしているというかイタされているので物語として真正面から描かれた純愛でもないが、29歳の養護教諭【すみれ】先生が醸し出すピュアな雰囲気が何とも心地良く、これなら確かに一目惚れする生徒が現れてもおかしくない雰囲気があったと思う。他に...

メインヒロインと心が通じ合うまでにサブヒロインとイタしているというかイタされているので物語として真正面から描かれた純愛でもないが、29歳の養護教諭【すみれ】先生が醸し出すピュアな雰囲気が何とも心地良く、これなら確かに一目惚れする生徒が現れてもおかしくない雰囲気があったと思う。他にも清楚な装いに反して肉食系の片鱗を見せる24歳の担任教師【鮎美】先生や、体育会系らしいさっぱりした性格にダイマイトボディがギャップで年齢非公開ながら25~26歳らしき体育教師【唯】先生といった女教師にさまざな理由で言い寄られる主人公は保健委員長を全うする生徒として信頼はされているものの、ちょっぴり安全パイ的な扱いのようでもあり、ある意味では体よく処女喪失の相手をさせられているような感じでもある。そう、登場する女教師が揃って生娘という珍しい作品でもあったりするのである。教育現場という閉ざされた社会特有の現象を暗に示していると考えるのは深読みのし過ぎだろうか。 女子高生ヒロインは出てこないのかとなればさにあらず、主人公と一悶着ある勝気で高飛車な同級生【マリ子】が後半から出てくる。すみれ先生の妹である。しかし、マリ子は官能面よりも主人公とすみれ先生の愛のキューピッドとして存在感を放っており、唯先生との情事に鉢合わせたり、マリ子と共に行動したりの主人公にやきもきしている(主人公は嫌われたと勘違いしている)すみれ先生の真意を伝える役目を担っている。自らの内なる想いを封じて姉の幸せを願う姿はいじらしく、なかなかに破廉恥な場面が続きながら想いは果たせなかったマリ子にも機会を与えてほしかったと思えてくる。 話が進むに連れて恋愛要素が高まり、最後はピュアな愛情を交わし合うハッピーな結末ではあるのだが、前半は半ば押し切られる形で鮎美先生や唯先生のお相手を務めるハメに陥る主人公という構図である。交わる前に果ててしまうといった失態も演じているが、それもこれもすみれ先生と結ばれるための予行演習とばかりに励む主人公の姿があり、時には周辺リスクも考慮せずに教室内で交わるような大胆さも見せ、最後はその演習の成果が得られた形になっているとも言える。 匂い(臭い)に敏感だったり恥垢を舐め取ったりと作者らしいフェチ描写は健在。全体的にソフトな官能描写だが、生娘からの卒業にフォーカスした鮎美先生や保健体育授業のリハーサルから発展した唯先生と愛情面に特化したすみれ先生とを分けることで筋を一本通した印象になっている。

DSK

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