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作家の家 創作の現場を訪ねて
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 西村書店 |
発売年月日 | 2009/02/23 |
JAN | 9784890136285 |
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作家の家
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作家の家
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商品レビュー
4.2
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ヴォーグ誌などの編集長を勤めたF.プレモリ=ドルーレとカメラマンのエリカ・レオナードが作家21人の家を訪ね、作家たちの生涯や作品の紹介を美しい写真とともにおさめた大判の優美な一冊。 プロローグはマルグリット・デュラスから。光を浴びて無秩序に大きくなっている折鶴ランが窓に置かれた...
ヴォーグ誌などの編集長を勤めたF.プレモリ=ドルーレとカメラマンのエリカ・レオナードが作家21人の家を訪ね、作家たちの生涯や作品の紹介を美しい写真とともにおさめた大判の優美な一冊。 プロローグはマルグリット・デュラスから。光を浴びて無秩序に大きくなっている折鶴ランが窓に置かれた部屋には、中板がたゆんでしまった書棚と主がいなくなったガラスのランプがあり、くすんだ金色の額縁のなかの絵は紙が湿気て変色している。 マルグリットが引きこもって作品を書いた家。外へ出ると池があり、水を求めるように木々が水面に枝垂れている。あまりにも西洋的でインドシアの面影はまったくない。 ジャン・コクトーが晩年を過ごしたミリー=ラ=フォレの家。この家はパリから50kmほどのところにあり、現在もコクトーの家として保存され公開されている。 ラボンド城という城の一部らしく佇まいも落ち着いた風情がある。 町にはコクトーがステンドグラスと壁画を制作したサン=ブレーズ=デ=サンプル礼拝堂がある。 ピエール・ロティ(ロチと表記されることもある)は海軍士官として世界各地を回り、来日し日本に二度滞在したこともある。日本ではあまり有名ではないが芥川などはロティについて書いている。若くしてアカデミー・フランセーズの会員にも選出され、個性的な人物であったが、故郷のフランス南西部のロシュフォールの自宅にグローバルで国際色豊かな部屋をいくつか作った。自宅は一般公開され、トルコ風の部屋やルネサンス様式の部屋などが予約すれば見られるという。 内部も外部も凝った邸宅の多いなかでアルベルト・モラヴィアの家はとてもシンプル。 あるのは机と窓から見える海だけ。伴侶となる女性は変わっていったが海の青さは変わらなかった。 降り注ぐ光の中でモラヴィアは朝から執筆に勤しんだという。 ほかに、イェーツの塔の家、ヘルマン・ヘッセの城、マークトゥーエンの温室のある家、ユルスナールが女性伴侶とともに暮らした終の住処など、作家たちの愛した庭や風景や愛用の家具や小物も溢れる贅沢な一冊です。
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海外の小説家の自邸。昔の人が多いため、ゴージャスな写真にうっとり。が、文章は修飾語が多すぎて、読みにくい。ある意味海外文学っぽいな。大物揃いなんだけど、読んだことないどころか知らない作家も多く、自分の無教養を反省。
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想像の余地が残ってる空間がたまらなく好き。 例えばホテルの様に 「ここは完璧です。さぁ、お寛ぎください!」 と、私の為に何もかもが整えられた美しき空間よりも 「散らかってるけど、そこ掻き分けて座って。」 なんて言われる知人の家だとか。 知人はただの散らかしやだが、 創作を生活...
想像の余地が残ってる空間がたまらなく好き。 例えばホテルの様に 「ここは完璧です。さぁ、お寛ぎください!」 と、私の為に何もかもが整えられた美しき空間よりも 「散らかってるけど、そこ掻き分けて座って。」 なんて言われる知人の家だとか。 知人はただの散らかしやだが、 創作を生活の糧にしている芸術家の家は いやいや~ 真に面白いっ! 壁にかけた写真、一息入れる為の椅子、関連の本がぎっしり詰まった書棚、創作の過程でひょい、と生まれた小さなお宝達。 彼らの家には訪れた客の想像力でさえも、刺激する独特な雰囲気がある。 だから、 図書館の書棚でこの本を見つけた時は胸が高鳴った。 そして 思ったとおりの、 いや、それ以上の空間がそこには広がっていた。 これは、 作家が執筆しやすい様に、と家に手を加え続けてきたせいか? それとも、 これまで執筆してきた作品らの、穏やかで心休まる呼吸音のせいなのか? 良くはわからないが、 この大きくて重たい本が、 (ここじゃなく、家に持ち帰ってゆっくり読みたい。)と、決意させる程の魅力に溢れていたのは確かだ。 大好きなヘミングウェイや、ヘッセの家にもお邪魔できたのは嬉しい限り。 知らない作家さんだけど、いい家だし、伝記がまた面白いな… と、最後に代表作を眺めていたら あ! 大好きな『木を植えた男』の作者だったのか~~ なんて、嬉しい再会もあった♪ (ジャン・ジオノ)
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