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裸の王様・流亡記 改版 角川文庫
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裸の王様・流亡記 改版 角川文庫

開高健【著】

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裸の王様・流亡記 改版 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2009/02/24
JAN 9784041242223

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商品レビュー

3.4

13件のお客様レビュー

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2022/07/23

ブグ友さんの本でたまたま見かけて、亡き母が開高健さんのエッセイのファンだったことをふと思い出した。まずは芥川賞受賞のこの作品からと思いお取り寄せ。 男湯のような、武骨な文章で圧倒される。 『裸の王様』 昔、母の熱烈な趣味の押し付けで絵画教室に通っていたのだが今一つ面白みがなくい...

ブグ友さんの本でたまたま見かけて、亡き母が開高健さんのエッセイのファンだったことをふと思い出した。まずは芥川賞受賞のこの作品からと思いお取り寄せ。 男湯のような、武骨な文章で圧倒される。 『裸の王様』 昔、母の熱烈な趣味の押し付けで絵画教室に通っていたのだが今一つ面白みがなくいかなくなった。 「ぼく」の画塾なら夢中になったと思う。コラージュは一時期流行ったのでしたことはあったのだが、フロタージュ(木や石に紙をあててうえからクレヨンでこすって木目や石の肌理をうきださせる)、デカルコマニー(紙に水彩のしみをつけ、まだぬれているうちに二つに折って左右対称の非定型模様をつくる手法)マックス・エルシストが考案、子供の抑圧の開放に役立つらしい。面白そう!フィンガーペイントも汚れを気にせずいつかやってみたい。 「彼らが自分で解決策を発見するまでぼくは詩人になったり、童話作家になったりして彼らの日常生活のなかを歩きまわり、ときどき暗示を投げるのである」 画塾に通う子どもたちとの触れ合いがとても美しい。憂うつなチューリップ派だった太郎くんが、「ぼく」や自然との戯れのなかで無人な邸や両親とたたかえるまでたくましく成長する様子が描かれている。 最後のオチは評価する側の大人たちの虚栄にみちた時間でどっと疲れてしまった。

Posted by ブクログ

2020/05/14

シリーズ 「あのころブクログが欲しかった。ステイホーム対応、記憶頼みで昔の本をクイックレビュー」 中高時代に読了。 はっきり言って表題作の中身はまったく憶えていない。 が、併禄されている「流亡記」のインパクトが忘れられない。 古代中国の戦国の世、ささやかな城壁に囲まれた街は...

シリーズ 「あのころブクログが欲しかった。ステイホーム対応、記憶頼みで昔の本をクイックレビュー」 中高時代に読了。 はっきり言って表題作の中身はまったく憶えていない。 が、併禄されている「流亡記」のインパクトが忘れられない。 古代中国の戦国の世、ささやかな城壁に囲まれた街は常に軍勢の襲撃にさらされている。その悲惨な日々は始皇帝による統一で終わりを迎えた、かのように見えたが、こんどはより強大な権力による圧政、「万里の長城」建設のための動員が始まる・・・ 始皇帝、そう、マンガ「キングダム」の英雄「秦王エイ政」のネガティブ後日談的な要素あり。 もちろんベトナム戦争さなかの開高健の作品なので一種プロレタリア文学的な要素はあるし、著者自身も「必ずしも史実には基づかない」とはしているが、だからこそ迫りくるリアリティは否定し難い。 「裸の王様」も読み直そうかな・・・

Posted by ブクログ

2020/04/07

2020年4月7日読了。第38回芥川賞受賞の表題作含む4篇を収録。この人の作品を初めて読んだが、元サントリー社員、という経歴から明るく闊達な作風を想像していたが全く予想を裏切られた、汗と垢と血が何層にも塗り固められた臭いが濃厚にむせ返ってくるような、そんな風景を筆者が傍に立って冷...

2020年4月7日読了。第38回芥川賞受賞の表題作含む4篇を収録。この人の作品を初めて読んだが、元サントリー社員、という経歴から明るく闊達な作風を想像していたが全く予想を裏切られた、汗と垢と血が何層にも塗り固められた臭いが濃厚にむせ返ってくるような、そんな風景を筆者が傍に立って冷静に観察し続けるような、圧倒的な文章力を感じた…。表題作のテーマ、子どもの教育と大人の都合、は子どもがいる身としては他人事でない。「パニック」「流亡記」は筆者がもっとスペクタクルに関心を振っていれば結構な娯楽映画になりそうな作品だが、「週末の気だるさを予感しながらの狂騒」の描き方がすごい。いやはや世の中にはすごい文学作品というものがたくさんあるものだ。

Posted by ブクログ

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