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世界の歴史(14) ムガル帝国から英領インドへ 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2009/02/25 |
JAN | 9784122051263 |
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世界の歴史(14)
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商品レビュー
3.7
8件のお客様レビュー
図書館で借りた。 世界の歴史シリーズ14冊目は、一冊丸々インド。モンゴル人によって創られたことから"モンゴル"が訛って「ムガル帝国」になった時代、そこからイギリスの植民地となった19世紀半ばまでの時代を範囲とする。構成としては3部構成で、1部にムスリム勢力(≒...
図書館で借りた。 世界の歴史シリーズ14冊目は、一冊丸々インド。モンゴル人によって創られたことから"モンゴル"が訛って「ムガル帝国」になった時代、そこからイギリスの植民地となった19世紀半ばまでの時代を範囲とする。構成としては3部構成で、1部にムスリム勢力(≒ムガル帝国)、2部に英領インド、3部は南インドでざっと整理されている。日本史を知ってる日本人の感覚だと、モンゴルなら元寇があった鎌倉時代くらい?なんて思うが、16世紀なので織田信長くらいの時代だ。そのあたりは整理してから読みたいところ。 内容も盛りだくさんで、政権勢力の政治史にまつわる話題はもちろん、現地農民のくらしや、女性のくらしなども盛り込まれている。印象が薄いようで、実は濃い話が多い。大学受験レベルでも「奴隷王朝」というパワーワードが印象に残っている人もいるかもしれない。 個人的に印象に残ったのは、「女性スルターン・ラズィヤ」や、宗教弾圧したいけど、建築などの技術は弾圧したい宗教側の職人に頼らざるを得ないなんて話、イギリス側につくインド人たちなどなど。 様々な側面をしっかり咀嚼したい。一言で「モンゴルの国」「ムスリムの国」「欧米による植民地支配」とは言い切っちゃいけない。インドという"大陸"には、色んな側面がある。
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ムガル帝国とその崩壊 カースト制が根深いのでどうしても分権的に 難易度 やや難 感動★☆☆☆☆ 涙線☆☆☆☆☆ 興奮★☆☆☆☆ 感心★★★☆☆ 伏線☆☆☆☆☆
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イスラームの進出からインド大反乱まで。ムガル帝国の崩壊までが第1部、第2部が植民地化開始から大反乱まで、第3部で南インドを扱う。ラージプートの説明、アウラングゼーブの政策の背景、大反乱の原因などなど、概説書としては詳細な記述。それだけにページ数が多い。賛否両論あると思うがこれくら...
イスラームの進出からインド大反乱まで。ムガル帝国の崩壊までが第1部、第2部が植民地化開始から大反乱まで、第3部で南インドを扱う。ラージプートの説明、アウラングゼーブの政策の背景、大反乱の原因などなど、概説書としては詳細な記述。それだけにページ数が多い。賛否両論あると思うがこれくらい書いてくれた方がありがたい。中世から近代途中までのインドの歴史の大略を掴むには良いだろう。史料に限りのある南インドについては工夫を凝らした叙述で中々おもしろい。ただし著者の言う通り、入門者が固有名詞に苦戦するのは間違いない。
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