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“象徴形式"としての遠近法 ちくま学芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2009/02/10 |
JAN | 9784480091680 |
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“象徴形式"としての遠近法
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“象徴形式"としての遠近法
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
読了。 遠近法に対して、 ・普遍的なものを1つの主観的な視点に貶す ・自由な感性の発露を1つの客観的な視点に制限する という2つの批判がある、というのはとても面白い。 ひとつの視点とはなんなのか。 とにかく読みにくかった。でも、とても面白い。
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著者のE・パノフスキーはカッシーラーの「精神的意味内容が具体的感性的記号に結び付けられ、この記号に同化されることになる」という「象徴形式」に基づき、芸術作品から観取される特定の視覚構造を時代の精神形態の反映(象徴形式)として系統づけようとしたイコロジー(図像学)を確立したことで知...
著者のE・パノフスキーはカッシーラーの「精神的意味内容が具体的感性的記号に結び付けられ、この記号に同化されることになる」という「象徴形式」に基づき、芸術作品から観取される特定の視覚構造を時代の精神形態の反映(象徴形式)として系統づけようとしたイコロジー(図像学)を確立したことで知られている。 現代でも「普遍的」な視覚的構造として考えられ勝ちである「(透視)遠近法」が、実は西洋ルネサンス期を起点として発展する近代の精神構造(モダニティ)に特有の「理念的システム」に他ならなかったということを解き明かす。 遠近法の発見は、「神的」視点の「人間化」であったし世界の「脱呪術化」、「世俗化」であった。理念的には無限的、均質的、計量可能となった空間そして時間は、科学技術の爆発的進化とともに人間活動一般の経済化へと結びつく。これは人間社会の「近代化」への飛翔への第一歩であったのだ。 この点、パノフスキーが解き明かした視覚構造の近代化は、単なる西洋近代絵画の成立という契機を超えて有り余る。この意味で本著は我々の世界の成り立ちを考察極めて示唆に富んでおり、思想史上においても重要な位置を占めているのである。
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日本語になってない。。とくに注が。そして注が本文の二倍ある。。非常に興味深い内容であるだけにこの読み難さは実に勿体ない。。
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