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他者が他者であること
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2009/02/15 |
JAN | 9784163710808 |
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他者が他者であること
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商品レビュー
3
3件のお客様レビュー
浜名湖が見えるところに引っ越された宮城谷さんの近況報告。宮城谷さんがこれまで暮らした(住んだ)、蒲郡、名古屋とまた違う環境への驚き、更に、浜名湖が持つ様々な魅力が徐々に伝わってまいります。★三つです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最初から3章までは地に足の着いた話というか物事を率直に書かれていて、風景の話、歴史の話、カメラの話(歴史もカメラも疎くて分からなかったが、分からないなりに読んだ)と来て、4章に入るとタイトルの「他者が他者であること」が急に観念的になって難解で分からん!となり焦る。まだ微妙に分かったようで全然分からないところをたゆたっている感じがする。もうちょっと置いてまた読みたい。 「他者がみえることと歴史がみえることとは、たぶんおなじことであり、それによってはじめて自己が見える。おそらく文学の基本認識もそこにあり、その相関において文体を発展すべきであることを……」 「人は豊かでありたい。その願いは、何においても共通であろう。そういう自分があるということは、そういう他者がいるということである。すべてはそこから発せられるようにおもわれる。」 この辺りの含蓄が、私にはまだ全然くみ取れてない。 エッセイに関して言及している箇所も面白い。 「エッセーには精神の活動が直接的にあらわれる。言葉の重心が変わり、物との距離も変わる。なぜそうなるかといえば、描写の質と量が変化するからである。エッセーにおいて描写は必然をもっていない。」 サートンは小説こそが純粋な精神を表すもので、エッセイの方がかえってごまかしがある、という事を言っていたけど、重心の変化、必然を伴うかどうか、という観点では同じことを言っているように思う。全く違う結論に至るの面白いな。 中国の青銅器の話で饕餮が出てきたので、おお、十二国記の!と思って嬉しくなる。 流刑に処され、妖怪を防ぐ役目を負っていたが、「人というより獣であるが、いずれも悪獣で、饕餮については、人面を持ち、人を食べ、その貪欲さはかぎりがないといわれる。」 神が宿ると信じられた青銅器の酒器の文様の多くが饕餮だった。 なんかかわいいイメージついちゃってたけど、そんな凄い存在だったのか。 あと、デイビッド・ハミルトンという写真家が紹介されていて何気なくググったらめちゃくちゃきれいな写真が出てきて一目惚れしてしまったけど、今だと写真集プレミアみたいで悔しい!
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なかなかハードで手強いエッセイ。とりわけ表題作「他者が他者であること」は深く玄妙。気軽に読めるという代物ではない。カメラの話、作品の話、周囲の風景と今回も話題豊富だ。
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