さらばアメリカ

大前研一【著】

• 販売会社／発売会社: 小学館
• 発売年月日: 2009/02/11
• JAN: 9784093896085

商品レビュー

2024/06/27

(2009/5/28)
アメリカMITで学び大きくなった大前研一が、父ブッシュ以来のアメリカの没落振りを容赦なく書きなぐり、アメリカ離れしたあとの日本の生きる道を、１．EUとの連携　２．ASEANとの連携　３．中国との連携　と提案しながらも、最後の最後にアメリカの自律回復を祈る文章で締めている。
寛大だったアメリカをこよなく愛する大前研一の気持ちがにじみ出ている。

しかし、、、世界の警察を自認していたアメリカが暴走してここまで落ちるとは、、、以前読んだ町山智浩さんのアメリカ本と合わせると立体的にアメリカを把握できる。アメリカ人のほとんどは世界のニュースなど知らないと町山さん。大前さんの文章からもアメリカのマスコミのひどさが伝わる。
あ、町山さんのMXテレビで先週先々週紹介されていた「Jesus Camp」も。キリスト原理教信者のブッシュが大統領になってしまう恐ろしさ。これは大前さんも行っている。

いずれにせよ大前さんはオバマアメリカに期待している。世界のならず者と化したアメリカは、まず世界に謝り、世界の一員となり、戦争放棄を掲げていくべきだといっているのだ。

最近の大前さんは「思い」が見え隠れする。ただの理論ではない。
我々も続かねば。
＊＊＊
しかし北朝鮮、崖っぷち外交もここにきわまれり。
金正日が死ぬのを待てば、、と大前さんは言うが、死んでも替え玉が出てくるようで、、。今の人は何代目？
南もほんとに前大統領は自殺なんだかわからなくなってくるし、、、。
南北朝鮮が不穏です。
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補正予算15兆円のでたらめぶりがマスコミを賑わす。官僚による官僚のための予算。つけを払うのは我々。
賞与もろくに出ないというのに。
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党首会談。野次があほらしい。あんな議員はいらない。パフォーマンスなら姑息だし、ツイ出てしまうなら自己管理能力ゼロ。どちらにしても恥さらし。
当の党首2人。鳩山さんは友愛をまたぶって、、。ちょっとお坊ちゃま過ぎないかなぁ。
しかし、「西松事件は国民目線の一番の関心事」と何度も繰り返す麻生さんって、下品。行政府の長がまだ裁判になっていない事件を「悪」と決め付けてるのはいかがなものか。トップの器じゃないね。
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雨です。
しかし二重橋前ビル２９強行。外務省前で俊足嬢。私の前を横切っていった。ふんわか香水の香り。
昼は芝公園。図書館に用があり、、、。
どうにか16100歩。しっかりは34分3800歩、朝だけ？体重は６７．２。いかん

2018/12/08

アメリカを知り尽くした著者による提言書。やや大げさな記述も目立つが、比喩を交えわかりやすい現代アメリカ論といえる。日米に対する提言内容は、納得できるが実現は困難だと思う。

2018/10/14

オバマ政権設立時に書かれた本なんでしょうね。あいかわらず、大前研一氏のするどい解説と提案です。ド素人の私なんかも感じていた「どうなってるのアメリカさん」という漠然とした不信感がつのるこの５、６年を、見事に解説しきっています。読みやすくて、分かりやすいです。

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アメリカの影の部分をうまく解説しているように感じました。日本の政治家や官僚がアメリカに勝てないのは良くわかります。特に日本がアメリカから独立するのか、属国で行くのか？というテーマでは中国、EU、ASEANとの協力関係が重要となってくるとあるのですが、そのどれも今の政府が動いているようには見えないのが悲しくなります。

過去にも評論家や政策提案力として優秀な方はたくさんいました。でも大前さんがすごいのは、自ら東京都知事選に出馬したり、行動を起こしているってことですよね。あの時、東京都民が大前さんを選んでいたら・・・。