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おバカさん ぶんか社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ぶんか社 |
発売年月日 | 2009/02/05 |
JAN | 9784821152216 |
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おバカさん
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
みんなが皆、ガストンのようにおバカさんだったのなら、世の中はもっと平和であっただろう。遠藤は恐ろしい奴に違いないのだが、ガストンを通してみると憎めない。 にしても、登場人物に遠藤という名前を付けたのは何か意図があるのではないかと考えてしまって仕方ない。 まさにキリストのような寛容...
みんなが皆、ガストンのようにおバカさんだったのなら、世の中はもっと平和であっただろう。遠藤は恐ろしい奴に違いないのだが、ガストンを通してみると憎めない。 にしても、登場人物に遠藤という名前を付けたのは何か意図があるのではないかと考えてしまって仕方ない。 まさにキリストのような寛容さと、大きな愛を、ガストンが体現していた。ここまで遠藤に尽くすなぞ、誰も真似はできないだろう。 遠藤周作作品の中では、明るくて読みやすかった。
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この本を一番の胆はここかな。『素直に他人を愛し、素直にどんな人をも信じ、だまされても、裏切られてもその信頼や愛情の灯をまもり続けていく人間は、今の世の中ではバカにみえるかもしれぬ。だが彼はバカではない……おバカさんなのだ。人生に自分のともした小さな光を、いつまでもたやすまいとする...
この本を一番の胆はここかな。『素直に他人を愛し、素直にどんな人をも信じ、だまされても、裏切られてもその信頼や愛情の灯をまもり続けていく人間は、今の世の中ではバカにみえるかもしれぬ。だが彼はバカではない……おバカさんなのだ。人生に自分のともした小さな光を、いつまでもたやすまいとするおバカさんなのだ』 バカとおバカさんは違う。こんなに人を信じ受け入れてその人の心のわだかまりを溶かしてあげれる人っていないと思う。純粋で危なっかしいんだけど、やっぱり愛すべきガストンさんでした。
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昭和30年代の時世もよく知らないんだけど、自分でどうにかしようとがんばってもうまくいかないときに心を温めてくれるような存在を求めたのが”おバカさん”なのかな。 読んでる途中から、なぜか昔読んだ「塩狩峠」を思い出してしょうがなかった。 あらすじ~ある日、銀行員隆盛、その妹巴絵の前...
昭和30年代の時世もよく知らないんだけど、自分でどうにかしようとがんばってもうまくいかないときに心を温めてくれるような存在を求めたのが”おバカさん”なのかな。 読んでる途中から、なぜか昔読んだ「塩狩峠」を思い出してしょうがなかった。 あらすじ~ある日、銀行員隆盛、その妹巴絵の前に風の如く姿を現したフランス人、ガストン・ボナパルト。ナポレオンの末裔と称する見事に馬面の青年は、臆病で、お人好し。曲がったことはしないが、行く先々に珍事をまき起こしていく。その一方で彼は人々の心を温かい光で満たしていくのである。「オバカさん」に出会ったら、人は優しさに満たされていく。~
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