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戦国仏教 中世社会と日蓮宗 中公新書

湯浅治久【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2009/01/25
JAN 9784121019837

戦国仏教

¥605

商品レビュー

3.5

6件のお客様レビュー

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2015/08/29

日蓮上人の生涯についての章のみ読了。 幕府に物申したり他宗派を批判したりとアグレッシブなイメージの日蓮さんですが、どういう時代背景があって興ったのかというのを知ると、ちょっと理解が深まった気がします。 副題を読まずに手に取って、戦国大名と仏教の関係性がテーマかと勘違いしてました...

日蓮上人の生涯についての章のみ読了。 幕府に物申したり他宗派を批判したりとアグレッシブなイメージの日蓮さんですが、どういう時代背景があって興ったのかというのを知ると、ちょっと理解が深まった気がします。 副題を読まずに手に取って、戦国大名と仏教の関係性がテーマかと勘違いしてました。鎌倉仏教が受容されたのは室町~戦国なので「戦国仏教」といってもいいのでは、という考えからきているそう。

Posted by ブクログ

2012/08/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

湯浅治久『戦国仏教 中世社会と日蓮宗』中公新書、読了。従来の鎌倉新仏教は実際のところ、鎌倉期には「異端」に過ぎない! 受容されるのは室町~戦国時代である。鎮護顕密仏教から個々の救済へのスライドは荘園制とも密接な関係、地域の民衆生活史から日本中世社会の特質を詳論する興味深い一冊。 たしかに、萌芽は鎌倉時代だから「鎌倉新仏教」なんだろうけれども、展開・受容は後世になるのは必然。そしてそれが受容権力の相剋のなかで土着化と定位があるとすれば、まあ「戦国仏教」なんだろうね。 個人的には鎌倉時代は、鎮護仏教の完成した時代なんじゃないのかなとおも思います(元寇あたり。顕密、華厳、律辺りの方が影響力としても多大なものがあり、新仏教はマイノリティー。 財政基盤の変化・受容主体の力関係の変転が室町時代以降行われ、鎌倉新仏教が台頭していく。その意味では、鎌倉時代というのは、現実にはどこまでも中古平安の宗教体制がマジョリティであり、そこに間欠泉が沸いた、烽火が上がったというのが実状なのではないのか

Posted by ブクログ

2012/05/05

 本書は、中世における日蓮宗の成立とその発展過程を、中世という時代的視点から考察した本である。  中世においては比叡山や高野山が莫大な荘園を擁する宗教勢力として社会に君臨していたことに対し、「日蓮」が寒冷化による災害が続発する時代的条件の下で、民衆の宗教を打ち出した経過や、「日蓮...

 本書は、中世における日蓮宗の成立とその発展過程を、中世という時代的視点から考察した本である。  中世においては比叡山や高野山が莫大な荘園を擁する宗教勢力として社会に君臨していたことに対し、「日蓮」が寒冷化による災害が続発する時代的条件の下で、民衆の宗教を打ち出した経過や、「日蓮宗」という現代まで続く教団が生まれ勃興していく過程も興味深く読めたが、時代背景の知識が豊富でなければよくわからないとも感じ、ちょっと難しかった。  「門流ネットワークと南北朝内乱」の項には、日蓮の弟子がそれぞれ派閥化する風景はどの時代でも同じとの感想をもったし、1400年代の気候の寒冷化による飢饉による「一揆の時代」の悲惨さはよくわかったが、本書で主張する「戦国仏教」の概念は難しすぎてよく理解できないとも感じた。  日本の歴史における仏教の位置が、現代と違ってはるかに重いものであったことはよくわかったが、宗教と中世社会を理解するためには、本書のみではちょっと難しいとも感じた。本書の読後感は「難しすぎてよくわからない」である。

Posted by ブクログ

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