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こわれた腕環 ゲド戦記 2 岩波少年文庫589
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2009/01/16 |
| JAN | 9784001145892 |

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こわれた腕環
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こわれた腕環
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商品レビュー
4.1
46件のお客様レビュー
前作、『影との戦い』は魔法の才能溢れる少年ゲドが、自らの傲慢さから引き起こされた災厄と向き合い成長する物語だった。 続編である『こわれた腕環』は主人公がゲドから運命の少女テナーへと引き継がれる。 名もなき者と呼ばれている墓所に潜む影を信奉する異教徒の大巫女が死んだ。 その大巫女...
前作、『影との戦い』は魔法の才能溢れる少年ゲドが、自らの傲慢さから引き起こされた災厄と向き合い成長する物語だった。 続編である『こわれた腕環』は主人公がゲドから運命の少女テナーへと引き継がれる。 名もなき者と呼ばれている墓所に潜む影を信奉する異教徒の大巫女が死んだ。 その大巫女が死んだ直後に生まれたことで次の大巫女の生まれ変わりとして育てられることになった少女テナー。 テナーは自分の名前を捨てられて、新たに大巫女が代々継承しているアルハという名前を受け継ぐことになった。 そして大巫女の代々の役目である、迷宮のように広がる墓所の管理を任せられる。 墓所は男子禁制であり、一部の宦官や巫女しか入ることはできない。そこでテナーは外部から送られてくる罪人たちを処刑する役目を引き受ける。 だが、その墓所にこわれた腕環の片割れを探しに魔法使いのゲドが入り込んでいた。 今作は選ばれた環境にある少女が、新たな環境へ出ていくことを決意する物語であり、同時にその選択、つまり自由を享受することの怖さが描かれている。 だから前作以上に自分事としても読めたし、その怖さを知っている人には広く刺さる物語だと思う。それもあって普遍的な力強さがある物語だと感じた。 テナーが新たな環境に出る決意をしたことで、その身に降りかかる不安や恐怖は誰にでもわかるものだろう。それがそれまでの環境に身を置くことの安寧さを理解していれば特にそうだ。 ある集団で信奉される大巫女なんて立場ではなくとも、家族や、学校、会社だったりと、人生にはこれまでの環境から別の環境へと旅立ったり、移動するものはよくあるものだ。 テナーも始めこそ新しい人生が開かれることに喚起と興奮を覚える。だが次第に、新たな人生が始まることへの恐れと不安に苛まれていく。墓所から抜け出したテナーはゲドと帰る際には、無人島に自分一人だけ放り出して行ってくれないか、と泣いて取り乱したりもする。 ゲドはそんなテナーを叱咤するわけでもなく優しく見守るだけである。その恐怖を乗り越えることは自分だけにしか出来ないからだ。 テナーは恐れを抱え不安を抱いたまま物語の幕は閉じる。 テナーのその後はゲド戦記シリーズを読み進めることで明らかにはなるのだが、『こわれた腕環』の段階では明らかにはならない。 しかし、この終わりだからこそ良かった。 アーシュラ・K・ル・グィンはテナーにその恐怖を乗り越えさせるエピソードを『こわれた腕環』内に用意しなかった。だが隷属状態から脱したテナーならば大丈夫だ、と確信めいたものを読者に抱かせて終わる。 そこに読者は共感と勇気を受け取るのだろう。
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内容 「名なき者たち」の地下迷宮に仕える巫女の少女アルハのもとに、迷宮の宝物である「エレス・アクベの腕環」の片割れを求めて、青年になったゲドが現れる。 感想 暗く、冷たく、変化のない陰鬱な闇の世界が、中盤、ゲドが登場するまで続き、読者は忍耐を強いられる。それでも、読み切るに値する...
内容 「名なき者たち」の地下迷宮に仕える巫女の少女アルハのもとに、迷宮の宝物である「エレス・アクベの腕環」の片割れを求めて、青年になったゲドが現れる。 感想 暗く、冷たく、変化のない陰鬱な闇の世界が、中盤、ゲドが登場するまで続き、読者は忍耐を強いられる。それでも、読み切るに値する一冊である。自由は決して安逸なものではないと改めて思わされる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「彼女が今知り始めていたのは、自由の重さだった。自由は、それを担おうとする者にとって、実に重い荷物である。…それは、決して気楽なものではない。自由は与えられるものではなくて、選択すべきものであり、しかもその選択は、かならずしも容易なものではないのだ。坂道をのぼった先に光があることはわかっていても、重い荷を負った旅人は、ついにその坂道をのぼりきれずに終わるかもしれない。」(P.241) そして、翻訳された清水さんによる解説。 「奴隷でいることの何と安気なことか。たとえ滅びにつながろうとも、闇に身を置き、狂気に身をゆだね、一時の安逸をむさぼり食らっているほうがどんなに楽か。私たちの人生は何とその誘惑に満ち、そして、それに抗うことの何とたいへんなことか。」(P.256)
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