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とっぴんぱらりのぷぅ 田中芳樹のブックガイド
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とっぴんぱらりのぷぅ 田中芳樹のブックガイド

田中芳樹【著】

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とっぴんぱらりのぷぅ 田中芳樹のブックガイド

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2009/01/22
JAN 9784334975593

とっぴんぱらりのぷぅ

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商品レビュー

4

6件のお客様レビュー

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2010/06/28

田中芳樹氏のブックガイドということで、彼が今までどんな本を読んで育ち、どんな本を紹介してくれるのか気になって読んでみました。 「アウトプットするためには、それ以上のインプットがないとダメ」と言っている通り、その読書量は、子供の頃から膨大だったようで、文学作品に対する広範囲な知識...

田中芳樹氏のブックガイドということで、彼が今までどんな本を読んで育ち、どんな本を紹介してくれるのか気になって読んでみました。 「アウトプットするためには、それ以上のインプットがないとダメ」と言っている通り、その読書量は、子供の頃から膨大だったようで、文学作品に対する広範囲な知識に驚くばかりです。 冒険物語や中国文学、西洋文学、ミステリーなど、いろいろなジャンルの物語を吸収してきたのが、今の彼の作風につながっていることがわかります。 さまざまな作品に対する愛情あふれるコメントを読んでいると、どの本も読みたくなってきます。 目からウロコの話もいろいろとありました。 例えば、『宇宙戦艦ヤマト』は、なんと『西遊記』の構造をベースに作られているそうです。 ヤマトがきんと雲で、イスカンダルが天竺、デスラーが牛魔王など。RPG物語だと説明されました。 沙悟浄は、原作では正体不明のお化けという設定を、日本で河童にしたところ、ビジュアルイメージがつかみやすくなったとのことです。 また、ジュール・ヴェルヌの『海底2万里』の、ミステリアスなネモ艦長の正体は、「セポイの反乱」の頃にイギリス人に家族を殺され、文明社会に復讐を誓ったインド人なんだそうです。 なんと、インド人とは、想像だにしていませんでした。 12回に渡るインタビューと、3名の作家との対談が掲載されており、それぞれに知的好奇心を刺激される話がたくさん載っています。 メモを取りながら本を読んでいきましたが、巻末に、登場したブックデータリストが乗っており、役立ちました。 全く未読の田中芳樹の作品を『アルスーラン伝説』辺りから、そしてここで紹介された彼のお勧め本を、少しずつ読んでいきたいと思います。

Posted by ブクログ

2010/02/21

激しく読書欲をそそられる本だな… 最近とみに思うけど、やっぱり古典とかスタンダードは押さえとくべきね。

Posted by ブクログ

2009/12/28

副題の通り「田中芳樹のブックガイド」です。 本好きには堪らない。読んでいてもっと本が好きになれる一冊です。 田中さんのエッセイは面白くて絶対にハズレがないと思いつつ、 ハードジャケットの新刊だしつい図書館で借りましたが・・・欲しい(笑) 文庫化が待てない気分。本好き仲間との対談部...

副題の通り「田中芳樹のブックガイド」です。 本好きには堪らない。読んでいてもっと本が好きになれる一冊です。 田中さんのエッセイは面白くて絶対にハズレがないと思いつつ、 ハードジャケットの新刊だしつい図書館で借りましたが・・・欲しい(笑) 文庫化が待てない気分。本好き仲間との対談部分まで素敵に楽しいです。 ボアゴヘの『鉄仮面』は江戸川乱歩が有名にしたってのは聞いたことありましたが、 ボアゴヘと乱歩の間に黒岩涙香という江戸の翻訳者がいて、 さらに涙香実はボアゴヘの原作をうまーくアレンジしてたってのは驚き。 横溝正史が『ドラキュラ』を日本で初めて紹介したってのもびっくり。 田中さんらしくいろいろちりばめているので、 ブックガイドといっても読書感想文みたいな雰囲気でなく、 こんなに面白いんだよ!と会話しているような内容で読みやすかったです。

Posted by ブクログ

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