投資アドバイザー有利子(2) チャージC

こしのりょう(著者)

• 販売会社／発売会社: 角川書店発
• 発売年月日: 2009/02/05
• JAN: 9784047250611

商品レビュー

2018/10/29

1巻を読んだので、2巻も購入。投資トピックスが影を潜めて、人情モノドラマが前面に出てきています。,,・ベンチャー企業株のめぐる投資家側、証券会社側のドラマ,・有利子の父親の死に隠されたブラックマーケットの暗躍,・恋人との関係の成就？,,ライブドア騒動と北京オリンピックがごっちゃになったカオスな時代背景が、おもしろいです。,,実は、本書が最終巻です。,やはり、金融危機の現況では、投資を舞台にした前向きなストーリー作りが難しかったのかもしれません。,,個人的には、経済＋萌えコラボの小説、マンガがどんどん出てきて欲しいのですが。

2013/01/05

投資アドバイザーが主役の物語。
主人公の女性の名前は「有利子(ありこ)」なんだけど、冷静に考えるとひどい名前だ…。
けっこう新鮮で面白めたんだけど、まさかの2冊で完。
しかも最後の急な終わり方が打ち切り臭がプンプンするｗｗ

なんか悪役的な人が言ってたセリフがなかなか味がある。
犯罪組織に金を渡していたやり手会社社長で、殺人ほう助とか密告しようとした人を口封じしちゃうような最低な人間だけど、主人公になぜこんなことをするのかと聞かれて、
「…悪いことをしていたわけじゃない。私は会社と社員を救っていたんですよ。金の集まる所にはそれにたかる奴らがいる。我々の身の安全も危険にさらされる事がある。
　ま…シノギを渡しておけば他の組織は手出しはしてこない。　私は陰で泥をかぶっていたわけです。」
と冷静に言うんだけど、なかなか彼なりに一理はありますね。
こういう悪役は嫌いじゃない。

こういう専門家を題材にした漫画は面白いと思います。