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広告はわが生涯の仕事に非ず
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広告はわが生涯の仕事に非ず

多川精一(著者)

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広告はわが生涯の仕事に非ず

定価 ¥3,850

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2003/11/10
JAN 9784000228374

広告はわが生涯の仕事に非ず

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2013/02/24

知りませんでした。今でも革命的なキャンペーンとして語られる「新装花王の日」工場出荷の広告に裏に太田英茂というアドマンがいたことを。彼は長瀬富郎社長の経営コンサルタントのような存在であったことを。そして、原弘、木村伊兵衛、名取洋之助を育てたプロデューサーであったことを。そして彼の情...

知りませんでした。今でも革命的なキャンペーンとして語られる「新装花王の日」工場出荷の広告に裏に太田英茂というアドマンがいたことを。彼は長瀬富郎社長の経営コンサルタントのような存在であったことを。そして、原弘、木村伊兵衛、名取洋之助を育てたプロデューサーであったことを。そして彼の情熱は日本のキャンペーンはキリスト教を母に、共産主義を父に育まれたことを。「聖書」と「資本論」が「世直し」としての広告キャンペーンに繋がり、そこで生まれた技術とネットワークが「NIPPON」「FRONT」のようなビジュアルコミュニケーションを確立させ、戦後の高度経済成長における広告の礎となっていくのです。そういう意味で戦後、吉田秀雄社長に請われ電通に在籍するも大企業のシステムとしての宣伝に違和感に悩むくだりは皮相です。しかし、昭和宣伝広告の先駆者の一生として読むより、生涯にかけて何者でも非ず、黒子に徹した夢見る妄想者としての太田英茂の人生は激しくチャーミングでした。なにしろ挫折を挫折と感じない「挫折のプロ」であるところが今の時代には灯かりとなるのではないでしょうか?

Posted by ブクログ

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