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日本人の“原罪" 講談社現代新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2009/01/17 |
JAN | 9784062879750 |
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日本人の“原罪"
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商品レビュー
4
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日本人の精神構造の中に存在する「いい加減さ」というものの根本が、古事記のような物語の中にあると言い切っていることが非常に面白かった。 水に流すは、まずいよね。 「痛みを伴う罪悪感というものが、日本人には足りない」 「そのために、真に力強い倫理観といものが育たない。」 これは、大きな問題だと思いました。
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日本の神話の「見るなの禁止」にスポットを当て、日本の神話、日本人を精神分析的に解説している本。 「見るなの禁止」については、禁を破り勝手に見たことにより事実を知ってしまって呆然とする男と異形を見られて恥じ入り姿を消す女の事の考察がされている。イザナギ・イザナミの神話については古代...
日本の神話の「見るなの禁止」にスポットを当て、日本の神話、日本人を精神分析的に解説している本。 「見るなの禁止」については、禁を破り勝手に見たことにより事実を知ってしまって呆然とする男と異形を見られて恥じ入り姿を消す女の事の考察がされている。イザナギ・イザナミの神話については古代女性が死産するケースが多く、そのことを扱ったのではという説を含む様々な説を展開。 それ以外に余談っぽく語られていた「わたくし」の語源が興味深かった。「世を渡る者がお互いに非を隠す意」もあるそうである。言われる非は禁を破ったこということである。が、主語を省くことが多い言語でこういったかしこまった言葉を使う時というのはどうも後ろめたい時なのかと思った。 「見るなの禁止」の話しは面白かったが、日本にキリスト教由来の原罪があるとは思い難い。精神分析の専門家の方の本なので仕方がないか。
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イザナギ・イザナミ神話を始め、鶴の恩返しも雪女もその他の異類婚姻説話も、日本ではほとんど別れ話で終わり、男はなす術もなく立ち尽くし、女は退去するストーリーなのだ。 見てはいけないというルールを破った側の罪はうやむやになり、見られた側の恥のみに焦点が当てられる。 日本人の深層心理...
イザナギ・イザナミ神話を始め、鶴の恩返しも雪女もその他の異類婚姻説話も、日本ではほとんど別れ話で終わり、男はなす術もなく立ち尽くし、女は退去するストーリーなのだ。 見てはいけないというルールを破った側の罪はうやむやになり、見られた側の恥のみに焦点が当てられる。 日本人の深層心理がこれらの物語に表象されているとする説は興味深いな。
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