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農協の大罪 「農政トライアングル」が招く日本の食糧不安 宝島社新書
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商品詳細
内容紹介 | 「国民と消費者重視の農政改革」の著者、元農林官僚・山下一仁が警告する!誰も知らなかったカラクリとは…。「農業団体」であるはずの農協が、農業を衰退させていた!?今まで分からなかった農政の裏側が分かる本。 |
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販売会社/発売会社 | 宝島社 |
発売年月日 | 2009/01/10 |
JAN | 9784796667203 |
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農協の大罪
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商品レビュー
3.7
44件のお客様レビュー
先週読んだ著作者の別の著書。 センセーショナルなタイトルは人目を惹きますね。 農協は農家のための組織ではない。 本末転倒、当初の志は何処へ。 農業ってもっと魅力的な仕事のはず。 (それは、土地家屋調査士だってそう。) 政治はすぐには変えられないが、個々人は(事情が許せば)個...
先週読んだ著作者の別の著書。 センセーショナルなタイトルは人目を惹きますね。 農協は農家のための組織ではない。 本末転倒、当初の志は何処へ。 農業ってもっと魅力的な仕事のはず。 (それは、土地家屋調査士だってそう。) 政治はすぐには変えられないが、個々人は(事情が許せば)個人事業主なのだから、変えていくことはできるはず。 現状に甘んじていてはいけない。 憂うのではなく、考えることが大事。 変えるための手段を、目的をもって。 そして知る努力も怠ってはならないと感じた。 個人的には最後の章が一番勉強になった。
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農協、農水族議員、農水省のトライアングル=政治構造を挙げ、 本来は農業振興目的であるはずの組織や仕組みが 自己目的的であると明確に指摘している。 現在の日本の農政が、 専業ではなく兼業農家のための、 しかも農業とそれに従事する人ではなく「農家戸数」を 確保することを...
農協、農水族議員、農水省のトライアングル=政治構造を挙げ、 本来は農業振興目的であるはずの組織や仕組みが 自己目的的であると明確に指摘している。 現在の日本の農政が、 専業ではなく兼業農家のための、 しかも農業とそれに従事する人ではなく「農家戸数」を 確保することを至上としており、 『農協は金融機関である』という明確な指摘は、 「農協ってどういう組織なんだろう」と 素朴に思ったことのある人に、本質を伝えると思う。 すばらしい的確な指摘だと思ったのは、 「農業のいわゆる”多面的機能”が経済学で言うところの”外部経済”にあたる というのであれば、それは市場原理による価格とは 別の原理である財政負担でまかなうべき」 というところ。 農林水産業の多面的価値については、 いろいろなところで語られているその説明を一つずつ見ていくと、 突っ込みどころが満載である(ほとんどが自己目的的)ことを、この一文が総括している。
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分かりやすいようで、はぐらかされたような微妙な気分。経済関連のイシューを扱った本ではありがちだけれど。 農協は兼業農家の利権を代表している。兼業農家の数を保てば票になる。関税と減反で米価を高く保てば非効率な零細兼業農家でもやっていける。なおかつ農地改革でタダ同然で手に入れた農地...
分かりやすいようで、はぐらかされたような微妙な気分。経済関連のイシューを扱った本ではありがちだけれど。 農協は兼業農家の利権を代表している。兼業農家の数を保てば票になる。関税と減反で米価を高く保てば非効率な零細兼業農家でもやっていける。なおかつ農地改革でタダ同然で手に入れた農地を宅地に転売して利益を得られる。農協も営農指導など「農業」関連の事業は不採算で信用・共済でしか稼いでいない(郵政みたい)。ここら辺が著者の農協批判。 面白いと思ったのは食糧安全保障のくだりで、ボクもかねがね思っていた、たとえ石油が入ってこなくても非常事態ならば労働の投入などで事情が変わるだろう(キューバみたいに)という考えを著者も持っている。その時のために持っておかねばならぬのは、ノウハウや種子だと思っていたが、著者が重視するのは農地。世界では灌漑の反動での煙害や土壌流失が進むが、水資源豊富な日本の水田は、連作による障害もないサステナビリティに優れた農法だとか。農家を大規模化して米を作って輸出しておけば、他の作物を輸入していても有事の心配がない。さらに言えば、食用の作物じゃなくても農地さえしっかりしておけばということだ。おりしも食糧危機が言われ、必ずしも冗談じゃないかも。ただし諸説ある分野である。また、直接補助金の是非の経済学的知見はどうなのだろう。こちらも当然賛否あるのだろうが。
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