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青い空(下) 幕末キリシタン類族伝 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2009/01/10 |
JAN | 9784167414139 |
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青い空(下)
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商品レビュー
3.7
6件のお客様レビュー
キリシタンの子孫、類族出身から見た幕末動乱から明治時代へ。ちょっと違った角度からこの時代を見れてなかなか興味深かった。 廃仏毀釈の真実はこうだったのかと思うと愕然とする気持ちである。 いつの時代も坊主はこんなものなのだろうか。
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上巻ではマイノリティー共通の苦悩や反発心など史実に基づいているだけに迫るものを感じられた。しかし下巻では一変、お話しの内容とは裏腹に軽い調子になってしまう。明治維新を成し遂げた時代はどことなく明るいムードが漂う。上巻の調子とは乖離がある。
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何となく神仏習合を八百万の神々に抱かれた日本文化の懐の深さと理解してきたが実態はかなり異なるようだ。江戸時代の仏教は国家統治のための行政機構の一翼を担う存在へと身を落とし最早、宗教とは言えない存在であったように描かれている。それに対するアンチテーゼとしての神道と神仏分離の思想が維...
何となく神仏習合を八百万の神々に抱かれた日本文化の懐の深さと理解してきたが実態はかなり異なるようだ。江戸時代の仏教は国家統治のための行政機構の一翼を担う存在へと身を落とし最早、宗教とは言えない存在であったように描かれている。それに対するアンチテーゼとしての神道と神仏分離の思想が維新前後、政治的に利用され狂気とも言える廃仏毀釈へと流れ着く。さらに仏教・神道の名に隠れ生き続ける人民支配の道具と変わり果てた儒教の教え。近世以来我が国が八百万の神々の国ではなく神無国であったことが見て取れる。小説より論として読む。
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