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文楽のこころを語る 文春文庫
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文楽のこころを語る 文春文庫

竹本住大夫【著】

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文楽のこころを語る 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2009/01/08
JAN 9784167753306

文楽のこころを語る

¥220

商品レビュー

3.6

6件のお客様レビュー

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2020/08/10

文楽太夫の七代目竹本住大夫が、みずからの芸歴を振り返りつつ、人形浄瑠璃の魅力を語った本です。 十二代市川團十郎の『團十郎の歌舞伎案内』(2008年、PHP新書)のように、みずからが伝統の担い手である著者による文楽入門といった内容を期待していたのですが、著者へのインタヴューをまと...

文楽太夫の七代目竹本住大夫が、みずからの芸歴を振り返りつつ、人形浄瑠璃の魅力を語った本です。 十二代市川團十郎の『團十郎の歌舞伎案内』(2008年、PHP新書)のように、みずからが伝統の担い手である著者による文楽入門といった内容を期待していたのですが、著者へのインタヴューをまとめた内容で、著者がそれぞれの演目において気を配っているところなどを率直に語った内容になっています。ある程度文楽に親しんでいるひとにとっては、新しい魅力を見つけることのできる内容なのだろうと思いますが、文楽を知らない読者が入門書として本書を手にとると、おそらく期待を裏切られるのではないでしょうか。わたくし自身も、関西に住んでいながら国立文楽劇場には一度しか足を運んだことがなく、ほとんど知識がなかったため、本書のおもしろさを十分に理解するにはいたらなかったというのが実情です。 太夫の語りと人形、三味線がたがいに呼吸をあわせることについて著者の語っている内容が、興味深いと感じました。

Posted by ブクログ

2015/06/07

 人間国宝となった竹本住大夫が「文楽のこころを語る」もの。文楽については全く知らなかったが、三浦しをんの「あやつられ文楽鑑賞」「仏果を得ず」を読んで少し文楽が知り、住大夫さんのことを知った。  その中で紹介されていたのが人間国宝竹本住大夫だ。ちょうどその頃NHK Eテレで、住大...

 人間国宝となった竹本住大夫が「文楽のこころを語る」もの。文楽については全く知らなかったが、三浦しをんの「あやつられ文楽鑑賞」「仏果を得ず」を読んで少し文楽が知り、住大夫さんのことを知った。  その中で紹介されていたのが人間国宝竹本住大夫だ。ちょうどその頃NHK Eテレで、住大夫さんの特集を放送しており、読んでみたくなった。  各演目についてそれぞれ見どころ聞きどころをとても分かり易く解説している。浄瑠璃を全然見たこともない私でさえ舞台を見たような気分になる。それでもやはり演目を知っているなら、さらに理解が深まり読み応えがあるに違いない。  文章は住大夫さんの語り口そのままで、彼の人となりがそのまま表れているように思える。もちろん口述筆記で起こした文章だろうが、柔らかい関西弁がとても温かく感じる。  ぜひ一度舞台を鑑賞してから、もう一度読んでみたいと思った。

Posted by ブクログ

2011/12/28

なんとか年内に読み終えることが出来ました。 文楽(人形浄瑠璃)の人間国宝でもある竹本住太夫さんの 『文楽のこころを語る』です。 三浦しをんさんの『仏果を得ず』、『あやつられ文楽鑑賞』で すっかり興味を持った文楽に関する書籍です。 何故この1冊を選んだかと言うと…… 『あやつら...

なんとか年内に読み終えることが出来ました。 文楽(人形浄瑠璃)の人間国宝でもある竹本住太夫さんの 『文楽のこころを語る』です。 三浦しをんさんの『仏果を得ず』、『あやつられ文楽鑑賞』で すっかり興味を持った文楽に関する書籍です。 何故この1冊を選んだかと言うと…… 『あやつられ文楽鑑賞』でこの本が引用されていたから、という とっても安易な動機なのですが。。。笑 私は文楽を実際に鑑賞したことがないので、 上記に記載した小説やエッセイで登場してきた演目しか存じ上げていないのですが (しかも内容もうっすらとしか。。。。) 名作といわれる演目から十年に一度の珍しい演目など、 19演目に対しての作品への思いや語る上での工夫や苦悩・解釈など 『芸能』を極められている方の核となる部分が語られた1冊です。 竹本住太夫さんの若き頃はもちろん、 文楽の歴史、演目の歴史なども語られているので 改めて文楽の奥深さを感じました。 竹本住太夫さんは、 若い頃に沢山の、そして様々な先輩方から稽古をつけてもらったことや どんな状況下でも色々な機会を与えてもらえたこと、 (大きな苦難であったことは言うまでもありません) そして場数を踏んだ分だけ、その後の自分自身の財産になったとおっしゃっていましたが、 そういう詞(ことば)を語ることが出来るのは、 文楽に限らず、実際に体験した方でないと語れないものですよね。 とても偉大な方なんだな、と改めて感じました。 …とは言え、文楽はまだ未経験なため、 本作品を読んで思うこと、感じたことは多々ありましたが 多くを上手に伝えられない自分がもどかしい状況。。。。笑 まずは年明けに東京で公演があるようですので、 文楽に触れてみたいと思います。

Posted by ブクログ

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