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ほうき星(下)
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2008/12/27 |
JAN | 9784048739054 |
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ほうき星(下)
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お江戸の町にほうき星(彗星)が流れた夜に誕生した、さち。 その出生と名前のように、 両親とも祖母とも幼少のころに死に別れているのに とても明るく、絵の天分もあり、利発な少女に育ちました。 さちは、絵師の修行を積んでいくなか、 師匠の岡崎の病死をきっかけに、再び自分の進路に悩みま...
お江戸の町にほうき星(彗星)が流れた夜に誕生した、さち。 その出生と名前のように、 両親とも祖母とも幼少のころに死に別れているのに とても明るく、絵の天分もあり、利発な少女に育ちました。 さちは、絵師の修行を積んでいくなか、 師匠の岡崎の病死をきっかけに、再び自分の進路に悩みます。 思いこがれているのは、幼なじみの「うお金」の長男、乾太郎。 慣れ親しんだ土地や近所の人々も好ましく、 彼の両親ともまるで実の親子のように仲のいいさちですが、 いざ、一緒になると思うと、 自分のやりたいこと「絵をかくこと」「祖母から託された珊瑚小物の商売」と 鮮魚やの跡取り息子乾太郎のおかみさん家業では どう考えても、交わるところがないと、判断します。 乾太郎に別れを告げ、 自分の将来をみつめるために さちは祖母の故郷、土佐へ向かいます。 そこで出会ったのは、勇壮果敢な鯨捕り! そして親戚にあたる、珊瑚細工店「珊瑚堂」のゆきたち。 満ち足りた毎日であるはずが やはり何かが欠けていることに気がついたさちは、 江戸へ急いでもどることに・・・。 山本一力さんは、ジョン万と土佐のイメージが強かったのですが、 やっぱり、後半で出てきました。(笑) ほうき星になぞえた少女の人生は、本当に強い運です。 悪いようにはならない自分の運を知ってはいても、 最終的な決断は、さち自身が下しました。 「あっぱれ」な決断に さちの周囲の登場人物たち同様、私も拍手喝さい! 明るくさっぱりとした読後感。 久しぶりの時代劇風シンデレラ物語でした。
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岡崎のもとで修行をつんでいたさちだったが、岡崎の死によって状況は一変する。 深川に戻ってきたさち。 そして、自分の気持ちに気付く時がやってくる。 大切な人との未来か、絵師として、また祖母の意思を継いで珊瑚を商うのか。 さちと幹太郎の最後の?デートはすごく切なかった。 ちょっと...
岡崎のもとで修行をつんでいたさちだったが、岡崎の死によって状況は一変する。 深川に戻ってきたさち。 そして、自分の気持ちに気付く時がやってくる。 大切な人との未来か、絵師として、また祖母の意思を継いで珊瑚を商うのか。 さちと幹太郎の最後の?デートはすごく切なかった。 ちょっと山本一力さんぽくないなぁと思ったくらい、恋愛の要素が強いお話でした。 鯨漁や祖母の生家を見るための土佐への一人旅。 関東でおこった大きな地震。 東北の震災の後というのもあって、さちの気持ちは痛いくらい伝わってきた。 絵師の技を珊瑚屋にどういかすのか、そこも見たかった気もするけれど、とりあえずよかった…かな。 この先の二人のいく末がしあわせなものでありますように、と願わずにはいられないです。
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紙のなかに埋まっている線が見えるさち。ひたむきな修行を通じて才能を開花させる。幼なじみとの結婚を思い切り、絵の世界に生きようとする。土佐へ行き鯨猟を絵にするが、関東の大きな地震が起きたと聞き深川へ駆けつける。危機に立ったとき思うことはただひとつ。ほうき星に願いを掛けて……。
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