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プーカと最後の大王 時間のない国で2 創元ブックランド
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プーカと最後の大王 時間のない国で2 創元ブックランド

ケイトトンプソン【著】, 渡辺庸子【訳】

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プーカと最後の大王 時間のない国で2 創元ブックランド

定価 ¥2,860

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2008/12/25
JAN 9784488019648

プーカと最後の大王

¥550

商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2015/12/01

児童かヤングアダルトか迷うところ。時間の無い国の続編。 しかしリディ家の人達はJJもアイスリングも酷いし、トゥアハ・デ・ダナーンはアンガスもわけわからないし、ジェニーもあれだし。あれだね、思春期の不安定さって、家庭にこんな風に異世界の住人が迷い込んだみたいな混乱なんだろうね。も...

児童かヤングアダルトか迷うところ。時間の無い国の続編。 しかしリディ家の人達はJJもアイスリングも酷いし、トゥアハ・デ・ダナーンはアンガスもわけわからないし、ジェニーもあれだし。あれだね、思春期の不安定さって、家庭にこんな風に異世界の住人が迷い込んだみたいな混乱なんだろうね。もう一冊、続きがあるけど読むべきか迷う。

Posted by ブクログ

2012/07/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前作が面白かったので、楽しみに二巻目を開いた。 裏切られない面白さ。 アイルランドの独特の神話的世界観を現代と絡めた、多元宇宙を想定する、見事な構成、ストーリー、哲学性。 死と時間の観念が欠けているために、一種薄情とも思える無責任さを特徴とし、漱石のいう「非人情」に近い、自然、シンプルな妖精族の価値観。 その音楽とダンス、歓びと芸術そのものとしての生命のありかたは、「こちら側」、老いて死すべき人間の日常、文明が自然を搾取する、美しさを損なう社会への痛烈な批判を打ち出す、自然破壊の精神をあぶり出す、異化のための「もうひとつの価値観」を想定してみせる。 前作で少年として活躍した、妖精族の王を祖父とするJJが、この作品では親となり、妖精の取り換え子、ジェニーを育てるのだが、今回は、このジェニーが主役である。 妖精界と、人間界、そして、世界の多層を渡り歩く、超越次元存在、神、或いは悪魔を思わせる謎の山羊、プーカ。 三つの世界それぞれの価値観、思惑が、どれが善悪というでもなく、ただ三つ巴となって絡み合い、最後に、うつくしい世界を損なうものである人間を滅ぼしてしまおうとするプーカの思惑を、妖精と人間の間にあり、プーカを友としていた要の存在のジェニーが、妖精界の王や人間界の部族の王の子孫、その幽霊たち皆と、阻止する。 クライマックスの、ダイナミックで意外な種明かし、親と思っていたJJに裏切られたと思い傷つき悲しみ、人間を滅ぼすことに同意したと思われたジェニー、JJや息子のドナル、友人の、老いたミッキー、妖精王まで呼び出されてきたオールスターの活躍ぶりが、ぎりぎりのところでプーカの人類殺戮を見事にかわし、世界を救いだす、そのスリル。 いのちを失い幽霊となる瞬間に、人間界の守り人となったミッキー、彼のためにJJの弾くフィドルの見事さが、妖精界にいた妖精王のよろこびを呼び、人間界に現れた彼が、世界に奇跡を起こすうつくしいダンスを見せるシーンは、すべての種族を超えた、共通の、うつくしさへの純粋な思い、祝福された世界のありかたへの感動的な永遠の思いを、人々の心に刻みつける。 三部作、最後のも楽しみ。

Posted by ブクログ

2010/06/03

(「BOOK」データベースより) リディ家の次女ジェニーは、とっても変わった女の子。約束は忘れるし学校はサボるし、いつも薄着で靴もはかず、夕方まで外をうろうろ。おまけに怪しげな野生のヤギや、山の上の幽霊とも仲良しらしい。でもそのヤギ、実はプーカという不思議な生き物で…ちょっとズレ...

(「BOOK」データベースより) リディ家の次女ジェニーは、とっても変わった女の子。約束は忘れるし学校はサボるし、いつも薄着で靴もはかず、夕方まで外をうろうろ。おまけに怪しげな野生のヤギや、山の上の幽霊とも仲良しらしい。でもそのヤギ、実はプーカという不思議な生き物で…ちょっとズレてて、ほんのりあったかい。音楽一家リディ家の、世界を巻きこんでの大騒動を描く物語。 「時間のない国で」続編 15歳のJJがティル・ナ・ノグへ冒険してから25年ほど経った。 彼は楽器職人となり、有名な演奏家になった。結婚し、4人の子供の父親ともなっていた。そして、疲れた大人になっていた。 というのも、この子供たちが結構強烈なのだ。 思春期真っ只中な長女のヘイゼル。 親たちをして、天災のような存在と言わしめる次女のジェニー。どうやら彼女にとって社会的な生活は困難らしく、学校に行かず、野山を一日中駆け巡っている。 いつも冷静なドナル。 隣人のミッキーに対して優しい感情を持つ反面、家族には少し無関心な感じがする。 そして、悪魔にしか思えない末っ子、エイダン。 なかなか一筋縄ではいかない子供たちだけど、親であるJJとアイスリングもこれまたなかなか…ひどいとしか言えない所業をする。私がジェニーだったら許せないかもしれない。もう1人の子の立場としてもそう。うっかりじゃすまされない!そして、プーカに惹かれた彼女の気持ちがよくわかる。 増えすぎた人間たち。それによって起こったこと…。そういうメッセージ性の高い物語だった。 人間、妖精、神獣、幽霊…。 何千年という月日を塚から見守ってきた彼と、その意志を受け継ぐミッキーの思い。 この世界はその思いに値するのだろうか…。 それに応えることができるのだろうか…。 なんて思いが残ってしまって、素直に喜ぶことはできないラストでした。 ミッキーの周りに豊かな農場の風景と音楽が絶えないよう祈るばかり。

Posted by ブクログ

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