哲学のおやつ 生きると死ぬ 10代からの考えるレッスン

ブリジットラベ, ミシェルピュエシュ【著】, 西川葉澄【訳】

• 販売会社／発売会社: 汐文社
• 発売年月日: 2008/12/01
• JAN: 9784811385587

商品レビュー

2015/05/04

身近な例を用いて「生きる」こと「死ぬ」ことの意味を考えます。
すぐに答えの出る問いではないけれど、今だからこそ考えたいテーマばかり。おやつを食べるように気軽に、哲学にふれてみませんか。

時間とは何か?　生きるとはどういうことか?　感情とは何か?　しあわせとは?　うそはぜったいにいけないのか?

　子どもの視点で哲学的に考えてみませんか?
「死ぬのはこわい」。でもそれはなぜ?　
生きものは、生きているからこそ死ぬ。死なないものは生きることもない。

むずかしいけど、とても身近なことを「考えること」、それがよく生きることにつながるのかもしれない。
ふだん考えないことを考えてみませんか?

生きるってどういうこと？
栄養を摂取すること？

自分が「生きる」にあたり、他の生命とどう関わっていくのか？

また、「人間が生きる」ことと、「他の生物が生きる」ことに違いはあるのだろうか？

人は何故死ぬの？
近しい人の死が、何故そんなにも悲しいの？

2013/03/04

子供向けの哲学入門書といったところ。
本当に、小中学生向けの本当に簡単なものであるが、
やはり、考えさせるところはある。30分で読み終わるのでお勧め。

生きているということは、どういうことか。
人間とその他の生き物の違いは（人間視点から）。
だから、我々はどのように生きなければならないのか。

印象深いのは、短いですがサーカスの挿入話。
サーカスの開演当日を迎えて・・・

空中ブランコ乗りの二人は、練習ばっちり、早く観客に自分たちの
演技を見せたくてしかたがなく、わくわくしている。

ピエロは演技に自信がなく、おどおどしている。
不安でしかたがない。本当に大丈夫だろうか。

黒ヒョウ使いは、訓練をサボっていて、
結局、演技を出せずに終わっている。
あぁ、二ヶ月前に戻れたら、もっと良いことがやれたのに・・・

サーカスの当日を人生の最後の日と置いてみたらどうなるか。
分かりやすい例で、グッときました。

2010/07/28

人間が生きることは他の動物が生きることとは違う。人間は自分の人生のかじを取る。進路を決めるのはその人自身。進みたい道を自由に進むことができる。人の人生はひとりひとり違うし、それぞれが自分の道を選ぶ。

ある日人生が終わってしまうから、私たちはど勅しなくてはいけないんだ。人生がうまくいくように、うまく人生を方向づけられるように。だから、本当の問題は人はどうして死ぬの？ではなくて、どう生きたらいいの？