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「汚い」日本語講座 新潮新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2008/12/17 |
JAN | 9784106102936 |
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「汚い」日本語講座
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「汚い」日本語講座
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商品レビュー
3.8
9件のお客様レビュー
「アホ・ボケ・カス!」「クソバカ!」のような暴言や、「ググれ!」「腐女子」「マジキチ」のようなネットスラングなどの乱れた日本語を論(あげつら)って批判する本ではない。部屋が汚い・言葉が汚い・金に汚い...など、「汚い」という1つの単語をキーワードに展開した言語論・文化論であり、よ...
「アホ・ボケ・カス!」「クソバカ!」のような暴言や、「ググれ!」「腐女子」「マジキチ」のようなネットスラングなどの乱れた日本語を論(あげつら)って批判する本ではない。部屋が汚い・言葉が汚い・金に汚い...など、「汚い」という1つの単語をキーワードに展開した言語論・文化論であり、より適切なタイトルを付けるならば『「汚い」という日本語』といった感じか。日本で初めての小型国語辞典である『三省堂・明解国語辞典』(1943)を監修した言語学者の金田一京助を祖父に、その一人息子でやはり言語学者の金田一春彦を父に持つ一穂氏は、上智大の心理学科を卒業後ニート生活を送っていたが、ふと一念発起して東京外大の大学院で日本語学を学び直して言語学者になったというユニークな経歴で、その「ゆるふわ」な感じがテレビのクイズ番組『Qさま!!』などで人気である。「日本には美学はあるが哲学がない」と訴える一穂氏は、日本の倫理観は美学の下に成り立っており、美しくないもの=即ち「汚い」ものを常に考え続けたのが日本文化の源泉であるとしている。
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【内容】 「汚い」とはいったい何か。見た目か匂いか、触った具合か、それとも文化か慣習か――。「鼻くそ」からはじまって、金田一先生の授業は言語学から文化人類学、精神病理学に構造人類学等を経て、人類の起源そのものへとさかのぼっていく。自由自在にさまよい、動いていく思考の軌跡が、ひとつの日本語がたどって来た壮大なドラマを解き明かす。学識とユーモアにあふれた、世界一汚い、そして面白い言語学講座。 【メモ】 ◆辞書に、そんな立派なことが書かれているはずがない。人生とは、愛とは、認識とは。そんなことの答えを辞書に求めてはいけない。人類発祥の時から悩んできた問題についての解答が、国語辞典上に数行で書かれているはずがないだろう。 ◆日本には美学はあって、哲学がない。
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(推薦者コメント) 金田一先生の本は面白い。「汚い」日本語も、これまた日本語。汚い日本語を楽しもう。
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