満足できない女たち アラフォーは何を求めているのか PHP新書

田中亜紀子【著】

• 販売会社／発売会社: PHP研究所
• 発売年月日: 2008/12/29
• JAN: 9784569705156

商品レビュー

2013/10/13

５年ほど前の本なので、この本に載っている上のほうのアラフォーは今５０歳に差し掛かっているのですね。
元気、綺麗なアラフィフが増えているという話題が前に出ていたので、まさしくこの方々だと思います。
シングルを通すか、結婚するか、子どもはどうするか、女性の人生は選択肢が多く、また自分以外の要素で人生が大きく変わってしまう可能性が高いので、どれを選んでも何かし残したような気がしてしまうのかなと思いました。
でもそうやってもがき悩みながらも一所懸命に４０代を駆け抜けたことで、自分の立ち位置、残された人生の時間を何に注力していくかということが明確になった状態で、素敵なアラフィフを迎えていらっしゃるのだろうなと感じました。４０代、健康不安や親の問題も出てきて大変な時期ですが、流されず、５０代から先に自分は何を大切に生きていきたいかということをしっかり考える準備期間なのですね。そこをしっかりやったかどうかで５０代以降の人生は大きく変わるのかなと思いました。

2012/01/09

最初はちと了見が狭すぎないか？と読み進めるごとに、うんわかるわかる、へぇーそんなんだ、えええっそんなことあるの！？と気持ちが変わっていった。すごく勉強になった。リアル独身アラフォーな作者自身がもがき苦しんだ経験を全てさらけ出した本だと思う。そしてわたし自身、過去の決断をようやく肯定してあげられるような気がした。内容は秘密。

2011/08/27

読んでいて、まるで女性誌のちょっと長めのコラムを読んでいるような気分になった。

「アラフォー」と呼ばれる世代の女性たちについての社会学的考察、というわけではあんまりなく、「アラフォー」と呼ばれる自分たちの欲望とメンタリティについて一般化して記事にしました、というような印象。
「わたしたちってこうなんです～」って感じ。

でもって、そういう自己分析・自己主張をするところがまたアラフォーっぽさ満載な気がする。たぶん同じような本をアラサーとかアラフィフの人たちは書かないだろう。