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資本主義はなぜ自壊したのか 「日本」再生への提言
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社インターナショナル/集英社 |
発売年月日 | 2008/12/13 |
JAN | 9784797671841 |
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「新自由主義」反省・懺悔の書 2008年リーマンショックを契機に覚醒 1980年代「サッチャー・レーガン革命」戦後の大きな政府による先進国病の克服 収益至上主義は拝金主義となり、「ハイレバレッジ経営」が常態化した それを支えたのが「金融緩和」 特に日本の金融緩和が世界へ過剰流動性...
「新自由主義」反省・懺悔の書 2008年リーマンショックを契機に覚醒 1980年代「サッチャー・レーガン革命」戦後の大きな政府による先進国病の克服 収益至上主義は拝金主義となり、「ハイレバレッジ経営」が常態化した それを支えたのが「金融緩和」 特に日本の金融緩和が世界へ過剰流動性を供給 それが福井総裁の退任に合わせてブレーキがかかるや否やリーマンショックとなった その過程で「大きな格差」を生じさせたことを元改革派の著者は後悔している そしてリーマンショック後の新自由主義経済の破綻を本書で予言している しかしながらリーマンから12年間、世界は更に新自由主義を強めてきている GAFAに牽引された世界経済は勢いの衰えを見せない 本年の世界コロナ禍にあっても一時の株価急落はあっても1年を経ずに下落分を回復しつつある ただし異例の金融緩和と財政支出が支えている特殊な状況であり これをどうランディングさせるか まさに本書の問題提起がこれから問われることになる しかし本書にはそこまでの展望はなく、著者の個人的懺悔に留まっているのは残念
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一番興味を引かれたのが日本、アメリカ、欧州の歴史と宗教観を比較して現在の状況とつなげて考察する部分。しかし、著者の「転向」の理由がはっきり書かれていないように思えるのがちょっと逃げ腰かなという感じ。解決策は極端なベーシックインカムではなく消費税増税分をカバーする大幅な所得控除の拡大というおおむね納得できるものだが、実現可能性は限りなく低いか。
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