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酒道入門 角川oneテーマ21
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2008/12/10 |
JAN | 9784047101661 |
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酒道入門
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商品レビュー
3.6
5件のお客様レビュー
酒を飲みながら書いたからかどうかはわからないが、ですます調とである調が混在しているのが気持ち悪い。わざとかもしれないが、読む側のリズムが悪くなる。 基本的に酒飲みの薀蓄話。ためになる内容ではなかった。
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著者は、酒を持つ効用を「感情のマッサージ効果」と定義付け、様々なシチューエーションに相応しい酒をセレクトする。 ◉喜酒 喜びの酒はシャンパンのようなとっておきで祝う。 ◉悲酒 ずっしりとした赤ワインやシングルモルトのような重い酒でとことんメランコリーな深い海に沈むべし。 ◉怒酒 ...
著者は、酒を持つ効用を「感情のマッサージ効果」と定義付け、様々なシチューエーションに相応しい酒をセレクトする。 ◉喜酒 喜びの酒はシャンパンのようなとっておきで祝う。 ◉悲酒 ずっしりとした赤ワインやシングルモルトのような重い酒でとことんメランコリーな深い海に沈むべし。 ◉怒酒 とことん発散、ビールで怒りも酒もすべて流してしまう。 ◉議論酒 酔う程に頭が冴え渡る焼酎のような蒸留酒で饒舌になる。 ◉説教酒 キャバクラに通うオヤジの目的は説教にあり?酒は何でも良し。 ◉口説き酒 説教酒同様、酒選びは無縁で結界の緩ませ方がカギになる。 できれば、一年通じて喜酒で行きたいが、そうすると喜酒の値打ちも下がると言うもの。有り難みもない。本にはないが、「今日の自分にお疲れ!」が心底言えれば、その日は白鶴ではないが「マル」ではないか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
紀伊国屋の島田雅彦コーナーにて発見。 社会人になって、酒を飲むことは、閉じた友人達との楽しみから、自分の知らない世界の人々と交わる社交の場になった。そこで酒の飲み方を習い、本当に美味い酒を習い、器を知り、酒に飲まれないコツを知った。常連客に落語を習い、池波正太郎を習い、酒場放浪記を習った。 島田雅彦といえば、バーのカウンターでブランデー片手に口説いてるイメージで、この人がこんな酒道のすすめを書いていることにまず驚いた。 酒道は、室町の茶道と時を同じくして、その作法が確立されていった。そして、片や家元制に則って日本の伝統文化の一翼を担っており、片や酒道はすっかり廃れ、忘れ去られた。儀式としての酒を飲む作法、利き酒の伝統文化、酒器、燗の仕方、酌の仕方など「当世酒道」の復活を込めた一冊である。 酒は己を知る試薬、無礼講の理想と現実、喜怒哀楽に応じた酒の飲み方、怒酒、議論酒、説教酒、蘊蓄酒、愚痴酒、口説き酒、独り酒・・・多種多様の酒の飲み方があるものだ。さらに酒呑みにおける品、旅先での酒の楽しみ方まで内容はてんこもり。実際の筆者の紀行文もあって、ほんと酒好きなんだなとしみじみ。 そして最後は、酒場放浪記よろしく、東京下町ハシゴ酒。最近は吉田類に加えて、新井浩文なんかも各地回って酒飲んでるし、呑みニュケーション復活の兆しか? あとがきの文章は、さすが作家の文章。カッコいいです。 「懐の寒さも、おのが不遇も、女にフラれた悔しさも一杯の酒に溶かし込んで飲みほす器の大きさ、それで悪酔いしない肝臓の強さを持った男に私はなりたい」
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