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小児救急 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2008/12/11 |
JAN | 9784062761994 |
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商品レビュー
4.4
6件のお客様レビュー
現場や当時の状況をリアルに綴ったノンフィクション。何度も涙を誘う...。関係性は不明だが2009年には小児救命救急センターが設置された。のちの検討会でも家庭看護力の醸成と社会環境を考慮した医療体制の構築が答申されたけれど、まだまだ課題は多いんだろうな...。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
3つの家族の物語。 1つめは激務のより自殺した小児科医の妻と娘。 2つめは夜間に小児科医がいる病院が見つからず息子を亡くした若い夫婦。 3つ目は深夜の救急病院で、誤診と引き継ぎミスから5歳の息子を亡くした母とその家族。 そしてその三家族と対面した日本小児学会理事。 途中何度か泣きそうになりながら、理不尽さを噛み締めて読み終わった。 あまりのやるせなさと同時に、今の小児医療の改善への尽力を感じた。 2000年前半に比べれば今の環境はましになっていることは確かだと思います。 働く上での最低限の労働環境。 地方と都市部の性質の違う酷い小児医療環境。 まるでくじ引きかと思うような事態。 日本の医療制度は全国どこでも同じレベルの医療を受けられる前提。 んなわけないんですが。 最後に。この家族をもってしても、むしろこの家族だからたどり着いた結論かもしれません。 患者が医療に対してできることはお金を払うことだけ。 深夜の診察料を上げること。または助成の対象からはずすこと。 そうすることで患者の負担をあげて、考えた行動をとってもらう。 =コンビニ受診の抑制。 確かに効果はあるでしょう。 診療報酬を上げることは賛成だし、助成に関しても受ける側の意識の改革は必要だと思います。 でも、できることはそれだけかな。と。 自分は少なくとも診察料が上がらなくても気づいたし、できることもあるんじゃないかと。 そう感じました。
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分かったつもりになっていたが、実際の事例をここまで詳しく知らされると、何も分かっていなかったことに気づく。 本書の最後にもあったが、地方都市では市民運動が大成功をおさめたとしても、同じことが他に無関心な人が多い都市部でできるかはかなり疑問に感じる。 これから、都市部でもできる方法...
分かったつもりになっていたが、実際の事例をここまで詳しく知らされると、何も分かっていなかったことに気づく。 本書の最後にもあったが、地方都市では市民運動が大成功をおさめたとしても、同じことが他に無関心な人が多い都市部でできるかはかなり疑問に感じる。 これから、都市部でもできる方法を模索していかなくてはならない。
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