1,800円以上の注文で送料無料

都市のドラマトゥルギー 東京・盛り場の社会史 河出文庫
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫

都市のドラマトゥルギー 東京・盛り場の社会史 河出文庫

吉見俊哉【著】

追加する に追加する

都市のドラマトゥルギー 東京・盛り場の社会史 河出文庫

定価 ¥1,320

935 定価より385円(29%)おトク

獲得ポイント8P

残り1点 ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

12/17(火)~12/22(日)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2008/12/20
JAN 9784309409375

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

12/17(火)~12/22(日)

都市のドラマトゥルギー

¥935

残り1点
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3.6

8件のお客様レビュー

レビューを投稿

2019/05/15

【エキサイティングな都市社会論】 ・きっかけ 都市論の名著ということで東京史のおさらいもと思って積読状態に。 ・要約 東京の盛り場の形成と変遷を、そこに集まる人々による「上演」という視点で背後にある空間形成戦略と社会構造から読み解く。 上京者のアイデンティティと未来性という軸...

【エキサイティングな都市社会論】 ・きっかけ 都市論の名著ということで東京史のおさらいもと思って積読状態に。 ・要約 東京の盛り場の形成と変遷を、そこに集まる人々による「上演」という視点で背後にある空間形成戦略と社会構造から読み解く。 上京者のアイデンティティと未来性という軸から語る。 ・感想 いわゆる衒学的なきらいはあったが、関心分野だったので知的な興奮を覚えながら一気に読める。 社会学的なアプローチとして、先人の議論の援用と膨大な資料による論証の作法は参考になる。 都市空間を舞台とし、人々を演者ととらえ、さらにメディアの視点も交えつつ、丁寧に出来事をたどっていく作業。修論がベースというから恐れ入るどころではない。 分析は70年代までだが、それから50年経っても渋谷的な空間形成の論理は大部分で生きているような気はする。 開発・供給サイドとしては基本的には未来志向である中で、未来性は曖昧さを増しているように思えるし、そういう意味でも時代を代表する象徴的な盛り場は今現在でひとつに絞れないような印象がある。 本書は上京者の集中と未来の挿入というダイナミズムの繰り返しを論じてきたが、若年層の人口集中という現象が極点を過ぎたような見方もできるかもしれない中で、別の空間形成論理というのは生じえるのだろうか。 ともあれ、東京・日本以外の都市の形成過程を考える上でもおもしろい軸になるかもしれない。

Posted by ブクログ

2018/07/09

農村が保守的で都市が進歩的、ということはない。都市の中にも固定した生活の枠がある 以前はいかに入りやすい店を作るか、というポイントが重視されていたが、今はいかに入りにくくするかというポイントが重視されてきている。客を選別するような店のあり方へ。 都市に人々が踊らされているのか、踊...

農村が保守的で都市が進歩的、ということはない。都市の中にも固定した生活の枠がある 以前はいかに入りやすい店を作るか、というポイントが重視されていたが、今はいかに入りにくくするかというポイントが重視されてきている。客を選別するような店のあり方へ。 都市に人々が踊らされているのか、踊る人々が都市を作るのか(例:パルコが渋谷を作ったのか、渋谷がパルコを作ったのか) 都市で「役」を「演じる」人びと(演じる、演じられる、という事の主体がどちらにあるのか、という事よりも、役と人との間の関係性、に注目する) 「遊ぶ」事は単なる往復運動から「超越する」という側面を持っている 盛り場の変化 浅草→銀座 新宿→渋谷 新宿:地方から状況してきた若い単身者が主役、出来事がそこに集う人々に共有される幻想の共同性に基づいて紡ぎ出される(触れる・群れる という身体感覚)、集団的・家郷的・場所的(浅草と新宿の共通点) 渋谷:山手・郊外に住む家庭の子ども達が主役、移動メディア(小田急・東急etc)・情報メディア(インターネットetc)の変化→距離の問題は関係なくなるという時代の変化を反映、個別的・未来的・非場所的 備忘録: スピード、効率は工業化前には価値基準として存在しなかった? ディズニーランドは現代の盛り場?

Posted by ブクログ

2015/07/31

〈演じる〉ことの根底にあるのは、間身体的な相互性を超越論的な審級との相互性に媒介していく、文字通りドラマティックな運動である。p354 《あとがき》 第一に、本書は、近代的な都市化のなかでの盛り場の意味的な機制の変容を、都市に集合した人々の相互媒介的な身体性の側から捉え返すこと...

〈演じる〉ことの根底にあるのは、間身体的な相互性を超越論的な審級との相互性に媒介していく、文字通りドラマティックな運動である。p354 《あとがき》 第一に、本書は、近代的な都市化のなかでの盛り場の意味的な機制の変容を、都市に集合した人々の相互媒介的な身体性の側から捉え返すことを目指したもの。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

最近チェックした商品