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現代人と時間 もう“みんな一緒"ではいられない 早稲田社会学ブックレット現代社会学のトピックス17
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 学文社 |
発売年月日 | 2008/11/20 |
JAN | 9784762018299 |
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現代人と時間
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
・時間を支配することがなぜ権力につながるのか? →日常生活を支配することが可能。実際国民の祝日に従っている我らは、政府が決めている政治的思想を知らずのうちに強要されている。 ・「数量的時間」と「不可逆的な直線としての時間」という時間の捉え方。「時は金なり」は、数量的時間に当てはまる。 ・不定時法は日の出から日の入りを1日とした。しかし現在の定時法は1日を24時間に均等に区分して捉えている。不定時法だと、その地域のローカル性、自然界と結びついていたが、定時法は空間から分離したものになる。 ・数量的時間としての捉え方はヨーロッパの教会から始まった。のちに、労働も定時法によって管理されるようになる。それまでは1日の始まりから終わりまで、休憩の時間等も特に決めず働くというスタイルだったが、そこからは時間によって労働が管理され、現在のような「何時始業、何時終業」というスタイルとなった。時間と報酬が交換される関係となった。これこそ数量的時間。 ・近代の個人とは、社会がそれを許容する限りにおいて自己省察と自己決定により自身の道を歩むことを願うもののことを指す。 ・標準的とされる人生の型が誕生した。これがあるからこそ「俺は人生を誤った」「道から外れた」という思考が可能となった。 ・時間に規律を求めたこと、効率を求めたことは進歩主義に由来する。これは「余暇時間」を獲得し、「理想の自分に近づく行動をする」ことにある。 近代において、労働時間=賃金の関係が崩れ、業績・成果で換算するようになった。また女性の育児や家事は「数量的時間」として捉えるのは難しく(一方で家電等を使用することにより時間を確保するという動きもあったが)、現在においてはそれらの動きが薄れつつ、非同期化が進んでいる。
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