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「失われた十五年」と金融政策 日銀は何を行い何を行わなかったか
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2008/11/21 |
JAN | 9784532353315 |
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「失われた十五年」と金融政策
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「日本の金融政策」に現在ほど興味が持たれた時期は歴史的にもそう多くはないのではないだろうか。 本書も「アベノミクス」がなければ手にとることはなかったように思えるが、本書を読むと「日銀が何を考えているのか」ということが一部なりともわかったように思えた。 「量的緩和政策」や「ベ...
「日本の金融政策」に現在ほど興味が持たれた時期は歴史的にもそう多くはないのではないだろうか。 本書も「アベノミクス」がなければ手にとることはなかったように思えるが、本書を読むと「日銀が何を考えているのか」ということが一部なりともわかったように思えた。 「量的緩和政策」や「ベースマネー」と「マネーサプライ」などは、すでに他の本でも繰り返し取り上げられているが、本書の考察は特にわかりやすい。 「この施策は理論的にもゼロ金利制約下でも緩和効果を生む。しかし、効果は認められるが相対的には小さい」とは、まさに現状そのものである。 こうなると政府が躍起になって「賃上げ」を主導しようとしているのも、あせりのあらわれに見える。 「ほら吹き男爵」の寓話のたとえは面白かった。 なるほど、よく考えると「インフレに対する期待形成」とはそのようなあやふやなものなのだろう。 本書を読む限りは、「アベノミクス」は「綱渡り」にしか思えない。はたして「安部政権」は無事にわたり終えることができるのだろうか。 本書は日銀の役割を一般にもわかりやすくひも解いた本であると高く評価したい。
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金融緩和は金融システムの安定化には大きく寄与したが(プルーデンス政策)、供給された資金は貸出金や証券投資には向かわず、マネーサプライは増加しなかったとの論。 またインフレターゲティング政策には否定的。 暴発したインフレーションはコントロール不能になるし、そもそも社会に中央銀行の金...
金融緩和は金融システムの安定化には大きく寄与したが(プルーデンス政策)、供給された資金は貸出金や証券投資には向かわず、マネーサプライは増加しなかったとの論。 またインフレターゲティング政策には否定的。 暴発したインフレーションはコントロール不能になるし、そもそも社会に中央銀行の金融政策でインフレ期待を起こせるのか。 などなど、金融の現場にいる身としてはたいへん納得性の高い議論が述べられております。 日本のリフレ派はクルーグマン教授の論議をショートカットしてしまっているそうなので、クルーグマンのも読んでみないと。 それとやはり自分に経済学(特にマクロ)の知識が弱いことを痛感。 こちらは基礎的な教科書で地道に自習して行こうかと。 本書には巻末に文献目録が収録されていますので こちらも潰していこうと思います。
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