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ユダヤ禍の迷妄
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ユダヤ禍の迷妄

満川亀太郎【著】

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ユダヤ禍の迷妄

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 慧文社
発売年月日 2008/11/11
JAN 9784863300064

ユダヤ禍の迷妄

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2016/02/09

戦前の日本ではユダヤ人をどのように見ていたのか、1929年(昭和4年)7月に発行された『ユダヤ禍の迷妄』満川亀太郎 著から見ていくと非常に興味深い。同書は2008年に改訂されて出版されている。 戦前の日本でもユダヤ禍の宣伝は地方にまで行きわたってたそうだ。満川が地方に出かけるごと...

戦前の日本ではユダヤ人をどのように見ていたのか、1929年(昭和4年)7月に発行された『ユダヤ禍の迷妄』満川亀太郎 著から見ていくと非常に興味深い。同書は2008年に改訂されて出版されている。 戦前の日本でもユダヤ禍の宣伝は地方にまで行きわたってたそうだ。満川が地方に出かけるごとにユダヤ禍に関する質問を受けぬことはないほどだった。そんな馬鹿なことはないと言っても質問者は容易に承服しない。それでは誰が一体そんなことを触れ回っているのかと質問すると、何の某将軍が出てきて講演したとか、何の某師が来て説教の中に説いたとか言う。熱心な人は東京の発行元からユダヤ禍に関する書籍を取り寄せて読む。どの書物をよんでも恐ろしいことばかり書いてある。今にも日本が潰れるような気がする。そこへ労働争議があったり、小作争議があったり、水平社事件があったり、左傾運動があったりする。もう立っても座ってもいられない。今度は自分で小冊子を発行してユダヤ禍を宣伝することになる。ユダヤ禍がますます拡大する。火事だ、家事だ、放火犯人はユダヤ人だと思っても、なかなか容易にどれがユダヤ人だかわからない。

Posted by ブクログ

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