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昭和のエートス
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | バジリコ |
発売年月日 | 2008/12/10 |
JAN | 9784862381187 |
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昭和のエートス
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商品レビュー
4.1
8件のお客様レビュー
P26 人の知性の深みは その人が抱え込んだ 葛藤の深さと相関する P245 私たちが人を羨むとき 私たちが羨望しているのは 美質そのものではなく そのような美質について 羨ましがられている当の人間は 意識しないでいることができるという あり方なのである ※ P37 自分自身...
P26 人の知性の深みは その人が抱え込んだ 葛藤の深さと相関する P245 私たちが人を羨むとき 私たちが羨望しているのは 美質そのものではなく そのような美質について 羨ましがられている当の人間は 意識しないでいることができるという あり方なのである ※ P37 自分自身の中から浮かび上がってくる 「自前の欲望」の声に耳を傾けることが できる人はそれだけですでに豊かである P37 他者の欲望には想像でしか出会えないが 自前の欲望は具体的で それゆえ有限だ ※ P44 「論争できる」ということは すでに論争当事者間で 前段階的なコミュニケーションが 成り立っているということを意味している。 論争が「できる」ということは 論争の相手に対するある種の敬意の表現である P168 「性差にかかわりなくすべての人間は 権力、威信、財貨、情報、文化資本などの 社会的資源を欲望している」 という言明は 裏返しに読めば 「社会は同質的な個体によって形成されているし 形成されなければならない」 という遂行的・当為的な言明に読み換えることができる P192 自分が卑小な人間であることに苦しみ、 自分を大きく見せようとする人間は 必ずコピーキャットになる
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- ネタバレ
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2008年の当時の社会問題を思い返しながら熟読。 昭和人とは、終戦によってそれ以前の昭和との「断絶」を経験し、それを身に引き受けて内省しえた識者たちのこと、という規定はおもしろい。 だが、本編はふだんどおり、2006-08年ごろブログの書き散らしの論考や各種の媒体への寄稿文をまとめたもので、テーマに一貫性がなく、ややもの足りなさを感じてしまう。 あと、教育についての論は、やや教育者としての保身を感じるせいか、突き詰め方がユルい。教師が駄目人間でも生徒がまっとうな人間に育つように教育システムを制度設計すべきだとか、教育は市場原理から解放されねばならない、と言う極論はおいおい、と思う。インフルエンザのために休学になった授業の補講がない、というのも、割高な私大なのにおかしい。教官が働かないのに給料もらえてトクするだけでしょ。それを理屈こねて納得させようとしてるだけ。 受験で負担になる教科(世界史)を教えるようにすべき、という回答にふさわしいのは、「それを知ってたら、旅行行ったり、ドラマや映画観たりするの楽しいよ♪」で十分じゃないかと思うけどな。 考え方としては面白いし、鋭いメスの入れ方をするのだけど、たまに、それ言っただけでどうなるの、センセイ?って思うこともしばしば。そこが学者の限界か。 赤木智弘とかいう出来の悪い格差論者の「希望は戦争」を論破した一考はすがすがしく、拍手を贈りたい。あんな他責的なアホがいるせいで、ロスジェネは使えないと思われるのは心外だ。 「社会が危機的状態に立ち至ったときに、相互支援する組織に属さない孤立した労働者に社会上昇のチャンスはほとんどない」 「私たちは近代市民社会の起源において承認された前提が何だったかもう一度思い出す必要があるだろう。それは「全員が自己利益の追求を最優先すると、自己利益は安定的に確保できない」ということである」 この一文を読んだだけでも価値がある。
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2006年~2008年の間に様々な媒体に寄稿した文章の寄せ集め本。 昭和のエートス的な話は最初だけ。 テーマごとにまとめられてるようで、そんなにまとまってもない。 とは言え、私はいつも気になる個所に付箋を貼って、後で反芻するんですが、 気が付くと今回も付箋だらけになっていました...
2006年~2008年の間に様々な媒体に寄稿した文章の寄せ集め本。 昭和のエートス的な話は最初だけ。 テーマごとにまとめられてるようで、そんなにまとまってもない。 とは言え、私はいつも気になる個所に付箋を貼って、後で反芻するんですが、 気が付くと今回も付箋だらけになっていました。 第4章『アジア的宗教性』で内田先生は、 「どういうわけだか私はバリに来ると異常に眠りが深くなる」と書かれていました。 そして今日twitterで「バリに出発します」とつぶやかれていました。 今頃先生は深い眠りについておられることでしょう。 こういうシンクロニシティ、とても好きです。
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